阪口楽 阪神・佐藤輝とマンツーマン自主トレで〝マン振り禁止令〟 「テル賞」の条件は…
春季キャンプ(国頭)のサブグラウンドで練習する阪口=撮影・近藤 裕介
3年連続の合同自主トレ
日本ハムの阪口楽内野手(22)が、今年も阪神の佐藤輝明内野手(26)と3年連続となる合同自主トレを行い、キャンプに臨んでいる。昨季、両リーグトップの40本塁打を放ち、セ・リーグMVPを獲得したスラッガーから約10日間、マンツーマンで指導を受けた。師匠からの〝マン振り禁止令〟を守り、プロ1号を目指す。
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スーパースターと水入らずの時間。阪口は全てを成長の糧にしようと、佐藤輝の一挙手一投足に目をこらした。
「バッティング練習も、もうずっと2人でやっていました。最高の見本がいるので、目の前で見て自分と比較して、ここが悪いなというのを自分で感じて、それを(佐藤)テルさんに答え合わせをしてもらう。何が良くて、何が悪いかを理解するように。何が良くて何が悪いのかを勉強したら、自分の動きも理解できるようになった。そこは大きかったかな」

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自主トレの中で、佐藤輝から全力スイングを禁止された。「マン振り禁止と言われました。バッティングはやっぱり体の使い方が大切。僕はやっぱり振り回してしまっていたので。効率よく正しい体の使い方ができれば、軽く振っても飛ぶ。それが分かったら、自分の中で1つ引き出しが増える。今はフリーバッティングでもだいぶ感覚が良いです」
キャンプインしてからも、禁止令を守り続けている。マン振りをしなくても、正しい体の使い方ができれば、打球は飛ぶ。「それはもう実感しましたね。飛ばしにいかなくて飛ぶというのが、やっぱり確率にもつながる。振る順番というのがあって、それを理解することで、飛距離は変わりました」と確かな手応えをつかんでいる。
ウエートトレもサトテル流
体自体も、佐藤輝のトレーニングに追従することで大きく変化した。「テルさんのウエートがヤバすぎて、マジでフィジカルは付きました。それにまあまあ付いていってましたね、頑張って。重さの次元が違う。まあでも、意外とちょっと追い付いたりしてましたね。バッティング練習とかも、今までと感覚が違いました。やっぱりフィジカルが上がったのも大きい要因かな。筋量は3キロぐらい上がったので」
まだ実績の少ない阪口に対しても、佐藤輝は親身になって優しく接してくれるという。「めちゃくちゃ、なんか面倒見がいい。本当に、もう感謝しきれない。自主トレ3年目ということもありますけど、話しやすくて、マジで怖いとかがないんですよ。優しい。お手本のような先輩です。僕が打ってる間はずっと見てくれて、聞きたいことは何でも聞けます」と最敬礼した。

狙うは甲子園球場での豪快アーチ!
目標もできた。佐藤輝から、「テル賞」を設定してもらった。「今年、ホームラン1本で『テル賞』が出ることになりました。とりあえず1本で、何か好きなものを買ってもらえる。あとは、来年の自主トレ参加権(笑)。今は、自信しかないです」
自主トレ場所への移動費、宿、食事代など、かかった費用は全て佐藤輝が負担してくれた。「本当に今年活躍して恩返ししないと。その思いしかないです」。今季は5月に、甲子園で阪神戦が組まれており「交流戦、今年は甲子園なので、絶対に行きたいです。テルさんからも、来いよと言われているので。目の前で成長した姿を見せたい。そこで1本、テルさんの前でホームラン打ちたいです」と力を込めた。
今年で高卒5年目。大きな恩に報いるためにも、大ブレークの年にしてみせる。