ファイターズ
2022/01/18 16:28

栗山“教授”新人13人に講義

久しぶりに鎌ケ谷を訪れた栗山前監督(左)は吉田としばし野球談義(撮影・松本奈央)

 今年から日本ハムのプロフェッサーに就任した栗山英樹前監督(60)が17日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設を訪れ、ルーキー13人に講義を行った。偉人の体験などを紹介した本「小さな修養論」(藤尾秀昭)を一人一人にプレゼント。約1時間半にわたって熱弁を振るい、一流の心得を伝えた。

ドラ1・達が感銘「期待に応えられるように」

 新任ポストの“教授”として初仕事だった。栗山前監督は自主トレの様子を観察した後、講義に臨んだ。初対面のルーキーたちに、人のあり方を説いた。「大事なことは、自分が信念を持ってどこに進むのか。自分との約束を破る者ほど、くだらないヤツはいない」。人生訓とも言える強いメッセージを添え、厳選した本を全員に手渡した。
 本には一つの分野で功績を残した人の経験や言葉をつづられている。「成長するためにはいろんなところにチャンス、ヒントがある。本のたった一行で人生が変わることもある」と持論を展開。「超一流の野球選手になること、超一流の人間になること―はイコールになっていくはずだ」と訴えかけた。
 この日、ブルペンに足を運び、傾斜を使ってキャッチボールをしたドラフト1位の達は、高校時代に栗山前監督の著書「栗山ノート」を読んでいた。尊敬する指導者の言葉は胸にしみ「(今年の新人は)栗山監督が最後にドラフトで指名した選手だと思うので、その期待に応えられるように頑張りたい」と決意を込めていた。(榎本真之)

北山 捕手立たせ30球

 新人合同自主トレで2度目のブルペン投球を行った。捕手を立たせて30球。直球以外にスライダー、カットボール、カーブ、フォークを投じ「傾斜がついた中で、平地とどう違うのかチェックしながら」と感触を確かめた。今月下旬には捕手を座らせての本格的な投球練習を行う予定。「投げる体力をつけて、いい形でキャンプにいきたい」と意気込んだ。(鎌ケ谷)

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