【一問一答】細野晴希 来季1年間投げ続けるために決断「多少のデメリットを抱えてでも、直さないと」
契約更改を終えた細野は来季の目標に「100イニング」を掲げた=撮影・小田岳史
日本ハムの細野晴希投手(23)が20日、エスコンフィールド北海道で球団と契約更改交渉を行い、400万円増の年俸1700万円でサインした(金額は推定)。一問一答は以下の通り。
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―サインはしたか
「はい、しました」
―アップかダウンか
「内緒で」
―交渉の場で、球団からはどのような話があったか
「『今季、1軍で投げた試合ではしっかり試合をつくってくれたので、来年は1年間、期待している』ということを言われました」

―どう応えたか
「僕自身も来年、本当に勝負の年だなと思っているので、頑張りますと」
―そのほかに、球団に対して伝えたことは
「いや、特にはないです」
―2年目のシーズンを振り返ってどうだったか
「けがをしてしまったので、そこが一番、悪かったかなと思うんですけど、良かったところもたくさんあるので、収穫も同じぐらい多かった年になったなと思います」
―今シーズンに得た手応えは
「オリックス戦、最初の登板で、ファームでやってきたことがそのまま出せたんですけど、意外と打たれることが多くて、その1試合でちゃんと、対1軍のバッターに対しての修正ができたので、そこが一番、大きな収穫だったかなと思います」
―6月14日の広島戦でプロ初勝利。今、振り返ると、どんなマウンドだったか
「あの時は阪神戦の後で、気持ち的にも相当やられていた時だったんですけど、加藤(投手)コーチだったり、郡司さんだったり、いろんな先輩方が本当に声をかけてくださって、それもあっていいピッチングができたなと今、振り返ってみても思います」
プロ初勝利を挙げた細野(右)と記念撮影する新庄監督
―今シーズンで出てきた課題は
「どうしても三振を取りにいってしまう場面が多くて、別にそこ取りにいかなくてもいいでしょって時にも、狙いにいったりしてしまっていたので、そういう状況判断がうまくできていなかったなと思います」
―自主トレはどこで、誰とするか
「12月は関東で楽天の古謝選手と行って、1月はエスコンで(伊藤)大海さんたちとやる予定です」
―伊藤から、どこを具体的に学びたいか
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「新人からずっと規定(投球回)を投げられているので、どういう調整をしているのかなとか、開幕に合わせて調整をされているので、そういう緊張感だったりも感じながら、やれればいいなと思ってます」
伊藤(左)と会話する細野
―自主トレのテーマは
「フォーム、メカニクスの見直し、改善と、投げているボールの球種をちょっと改良しようかなと思っています」
―球速、コントロールなどの向上が目的か
「投げる場所じゃないですかね」
―オフの間で、野球以外でチャレンジしたいことは
「いや、特には何も考えていないです」
―野球漬けか
「住む場所を決めないといけないなと」
―来シーズンの目標は
「僕の中で100イニングを目標にやりたいなと思っています」

―勝利数などの目標は
「特にはありません。まずは1年間投げ切るというところを第一に考えて、そのあとにいろいろ付いてくるんじゃないかなと思うので、まずは100イニングが目標になります」
―来シーズンに向けての決意を
「先発ピッチャーがとても多いんですけど、なんとか負けないように、1年間ローテを守り切って投げたいなと思います」
―達、福島の活躍はどう見ていたか
「頑張っているなと。シーズン中は別に、特別に思うことはなかったです」
―今、振り返ると心境の変化があるか
「CS(クライマックスシリーズ)で投げていたので、僕が投げられない悔しさみたいなものは、2人を見て感じていました」
―来年は大舞台でも投げたいという思いが芽生えたか
「そうですね。より強くなったと思います」

―100イニングに設定した意図は
「本当に最低限というラインを100に設定しました。たぶん来年もずっと中6で回るということはないと思うので、投げ抹消したとしても、しっかり1年間投げ切ったら100イニングはいくだろうというところで」
―秋に測定などを行い、改善点が見つかったか
「バイメカ(バイオメカニクス)はまだ(測定データを)取れていないんですよ。7月ぐらいが最後で。バイメカは1月か、12月ぐらいに1回、取れればいいかなと思っています。球団が難しければ、外部でやることもあります」
―課題、ポイントは
「簡単に言ったら、腕が遅れているので、そこをちょっと見直そうかなと。上半身の回旋速度が人より速い分、肩の負担が大きくなってしまうので。1年間、投げ切るという目標を立てたからには、多少のデメリットを抱えてでも、そこは直さないといけないなと」