夏季スポーツ
2025/11/14 20:40 NEW

男子は創部6年目の札幌大谷が初V 夏の北海道王者・東海大札幌高を圧倒【春高バレー北海道予選】

創部6年目で初優勝した札幌大谷=撮影・西川薫

■全日本バレーボール高校選手権北海道代表決定戦 最終日(11月14日、北ガスアリーナ札幌46)
▽男子決勝 札幌大谷2-0東海大札幌高
  

 札幌大谷が夏の総体北海道予選決勝で敗れた東海大札幌高をストレートで下し、創部6年目の初優勝と、2年連続2度目の本大会出場を決めた。また女子が準優勝で4年ぶり出場を決め、北海道から初のアベック出場を成し遂げた。

圧巻の2-0ストレート 最大13点差!

 圧勝だった。第2セット開始から8連続ポイントで大きくリードすると、一度も並ばれることなく最大13点差まで突き放した。OH遠山吹輝主将(3年)は「本当に嬉しいです。東海さんと一緒に春高を頑張りたいと思いますし、新しい伝統を作れた、というのが一番嬉しい。ブロックしたり、ワン(タッ)チを取って切り返すのが自分たちの理想とするバレー。その形がうまく機能したと思います。一番はサーブミスが少なかったこと」。全てを出し切った勝利に、応援席にあいさつを終えると大きく吠えた。

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 中高一貫の集大成だ。遠山とライトの宮崎真優(3年)が札幌大谷中入学時の2020年に、高等部の男子バレーボール部が創部。ベンチには7人の札幌大谷中出身の1、2年生もいて「6年も一緒にやってるので、お互いの雰囲気は分かってますし、やりたいこととか、なんていうか、テレパシーというか、阿吽(あうん)の呼吸があるチーム。中高一貫なので、中学生もきょうは応援してくれましたし、大学生も来てくれたり、学校の生徒も来てくれたので、そういうところで優勝できたのは、ただ優勝するだけじゃなく、倍嬉しい」と声を弾ませた。

札幌大谷のOH遠山主将

 

「大谷中だけの力ではできなかった優勝」

 それだけではない。高校進学時にほかの中学からも入ってきて競争は激化する。「大谷高校で優勝するために違う中学から入ってきた人もいますし、エースの小林だったり、大谷中だけの力ではできなかった優勝かな」と胸を張った。

初陣の昨年に感じた〝不完全燃焼〟

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