《千葉戦後》その思いにプロとして応えないといけない《柴田Talk》
■J2第35節 千葉5-2札幌(11月2日、千葉・フクダ電子アリーナ)
試合後、取材に応じた柴田慎吾監督(40)の一問一答は以下の通り。
―試合の総括を
「点差もそうですが、きょうの敗戦でJ1昇格の可能性がゼロになってしまい、残念ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
―千葉の強さが際立つ展開になった。敗因を挙げるなら
「先に失点してしまって、その後は盛り返した中で、内容を含めて後半勝負と考えて攻守ともに修正しました。その中で後半の早い時間帯で簡単に失点してしまった。その後は攻撃に出ざるを得なくなってバランスを崩してミスも出た。ミスは付きものですが、こちらの悪いところを千葉に全部突かれました」
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―PO進出の可能性が完全消滅した
「すごく難しいミーティングでした。きょうも2400人のサポーターが駆けつけてくれました。その思いにプロとして応えないといけない。ショッキングなゲームだったと思いますが、その中でもチームのために、と。もう1個は日常のところを我々はもう1個、2個基準や意識を高めなければいけない。こういうゲームでは、それがピッチ上で出る。最後に高嶺もみんなの前で伝えてくれて、まさしくその通りでした。残り3試合、1カ月、たくさんの方の思いに応えられるように姿勢とプレー、結果で示したい。言い訳なしでやるしかない」
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―シーズン途中でチームを預かる難しさがあったと推察する。心残りはあるか
「心残りは、チームが上手くいってない中で監督交代をクラブが決断した。J1昇格が一番のミッションだった。まず、そのミッションを達成できなかった。そこが心残りというか全てだと思います。自分自身の力不足を感じています」
―就任後、チームに与えられたものは
「攻撃的なフットボールをやっていこうと掲げて、プレスも含めてアグレッシブに行こうよというところ。ボールをしっかり動かすこと、持つこと。当然、まだまだ自分の力不足を含めて落とし込めなかった部分がたくさんありますし、良いゲームも悪いゲームも波が激しかったと思う。今、自信を持って何かを落とし込めたかというと、そこは自信を持っては言えません。それは評価する人に評価していただければ、と思います」