イエスタがホーム開幕から2連勝 左膝手術から復帰した道産子・柳町逸太がVOM
得点して喜ぶイエスタのOP柳町(中央)=撮影・十島功
■Vリーグ男子・東地区(11月2日、北ガスアリーナ札幌46)
▽北海道イエロースターズ3-0東京ヴェルディ
道産子アタッカーが、ホーム開幕2連戦でコートに戻ってきた。OP(オポジット)柳町逸太(29)が途中出場ながら両チーム最多タイの8得点をマークし、VOM(V. LEAGUER OF THE MATCH)に選出された。
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スパイクするイエスタのOP柳町(左)
道産子サウスポースパイカーが復活
オフに左膝を手術していた柳町は前日1日の東京ヴェルディ戦で復帰を果たした。「きのうはすごく緊張していたんですけど、きょうはきのうより良いパフォーマンスが出せた」。その言葉通り、2試合連続出場のサウスポースパイカーが躍動した。
バレー人生で忘れられない一日に
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正確無比なサーブで奪ったサービスエースは3本。サーブ効果率も38.6%を記録した。試合後のインタビューでは「こんなにサービスエースを奪えた試合は、多分、僕のバレー人生で今までにないので、忘れられない一日になりました」。前日よりも多い1925人の観客の前で、喜びを分かち合った。
ホーム開幕シリーズを、連続ストレート勝ちで飾った。岩見沢出身で東海大四高(現東海大札幌高)出の柳町は「地元でバレーボールができることはうれしいこと」。特にこの2連戦は復帰戦ということもあり、心に刻まれる〝カムバック2連戦〟となった。
サーブするイエスタのOP柳町
先週に実戦練習へ復帰したばかり
昨季(2024-25シーズン)の年明けだった。左膝に強い痛みが走り、満足にジャンプもできない状態に陥った。シーズン終了後すぐに膝蓋骨下極骨切除と膝蓋腱補強の手術を敢行。リハビリを経て、先週にゲーム形式の練習に復帰したばかり。柳町は「まだまだ良いパフォーマンスは出せると思うので、徐々に上げていきたい」。
SVリーグの前身、V1リーグの経験を持つ柳町の復帰は、チームにとってもプラスだ。浜崎勇矢監督(37)は「手術明けに黙々とトレーニングに取り組んできた姿をよく見ていたので、僕としては活躍してくれることがうれしいですし、いつ出ても活躍できる準備をしてくれるので、すごく満足しています」と、柳町の献身ぶりに目を細めた。
コーチ陣と話し込むイエスタの浜崎監督(中央)
11月はホームゲームのみ8試合
今月は5週のうち、札幌でのホームゲームが4週組み込まれている。声援の後押しはもちろん、腰を据えて調整できることもメリットだ。柳町は「北海道が盛り上がるように頑張っていきたい」。札幌の地から、日本一に向けたスタートダッシュを完成させる。
ファンに手を振るイエスタのOP柳町(中央)
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