ファイターズ
    《ハム番24時》10月31日
 
      
この秋、ドラフト1位で交渉権を獲得した大川は明大出身。大学の先輩に当たる山崎に彼の印象を聞いてみた。1月の自主トレ期間中に大学のグラウンドを訪れたが、言葉を交わすことはなかったそうで「大学では中継ぎですよね。ポテンシャルがすごいんでしょうね」とプロでの活躍を楽しみにしていた。
大川が入団すれば、上原、浅利と会わせて明大出身者が4人。シビアな世界だが、身近に同じ大学の卒業生がいると心強い。1年前に入団した浅利とは2軍調整中に顔を合わせ「今年、鎌ケ谷に行ったときに会いました。おう、みたいな感じで。本人が苦しんでいた時期で、ガッツリ野球の話はしていないですけど、さらっと会話しました」と明かした。
記者は、若い浅利や大川のためにも上原と一緒に明大食事会を開催してみてはどうか―と年長者の山崎に提案した。すると「僕は全然、ぺーぺーなので」と謙遜し「何か、機会があればいいですけど、僕が仕切ってそれをやっても逆にかわいそうかなと。時間を割かせてしまうから」と無理強いしないように優しく気遣った。
そもそも、年齢やキャリアがベースになる上下関係を望んでいなかった。「まだまだ僕もいろんな人から勉強している。後輩とか関係ないです。いいものはいいですし、悪いものは悪い。しっかりと自分で判断して吸収できるように」。年の離れた後輩も、プロとしてフラットに見る。それが山崎の流儀だった。
 
 
       
         
         
         
        