【一問一答】万波中正 CSオリ撃破へ「甘い球を一発で仕留めてホームラン、長打にすることが大事」
紅白戦で適時打を含む2安打を放った万波(右)=撮影・小田岳史
■紅白戦 紅組6-4白組(10月8日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの万波中正外野手(25)が8日、エスコンフィールド北海道で行われた紅白戦で2安打をマークし、状態の良さをうかがわせた。昨年のCSファーストステージでは劇的な一発を放ち、ファンを沸かせた。今年も試合を決める一振りに照準を合わせる。試合後の一問一答は以下の通り。
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―適時打を含む2安打。手応えは
「いいんじゃないですか。きのうときょうで大差はないですけど、ちょっとずつ変化は出てきていると思うし、そういう意味でいいかなと」
―どういう部分で変化が出てきているのか
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「打球方向ですね。引っ張りたいので。きのう、きょうの6打席のうち、5打席はセンターから引っ張り方向に打てたので。それはすごいいいかなと。もうちょっとポイントが前になって打球に角度が付いてくれば、より理想的かなと思います」
―1打席目、詰まっても飛距離が出ていた
「もう1個前で打つ意識はあるんですけど、あれは差し込まれてしまったかなという感じ。かなり厳しいコースだったので、それをいいところまで打てたのは良かったですし、ファウルにならず、フェアゾーンに飛んだのは良かったかなと。前で打つ意識の中でも、いいバットの出方をしてこそ、打球が飛ぶかなと思う。そういう面ではかなりポジティブな打席でした」
―いい状態でCSに向かえそうか
「どうなんですか(笑)。変なヒットではなかったので、いいかなと思います。やってみて実戦が空いたことによる違和感とかなく、ゲームに入れたので。ヒット以上にそれは安心したところ。不安なく、CSに入れるかなと思います」
紅白戦の五回、バットを折りながらも中前適時打を放つ万波
―オリックスは山下、宮城ら先発が強力
「球界でも1番の先発陣だと思いますし、シーズンはいろんな巡り合わせがあって、当たったり当たらなかったりしましたけど。そういうピッチャーが来る中で勝つのは難しいことだと感じます。こっちも好投手がいくと思うので、1点2点を争う勝負になるかなと思う。何とか得点に貢献できるように頑張りたい。連打が難しいピッチャーなので、そこは誰かが甘い球を一発で仕留めて、ホームランを打ったり、長打を出したり、ということが大事。そういう1本を自分が打てるように頑張りたい」
―残り期間で詰めていきたいことは
「大きな変化はないですけど、しっかりやることをやり切って入れたら。ここから2日、3日で大きな変化は期待できない。自分がいいと思う準備を全部やって、試合に臨めたら。やり切ったという気持ちになれたら、それで十分かなと思います」
―昨年のCSファーストステージで劇的一発があり、ファイナルにつながった
「ああいうバッティングをずっとしたいと思っていましたし、学生のときからメジャーリーグのポストシーズンとか見ていて、いい場面でのホームランはハイライトとして印象に残る。そういうシーンをつくれる選手になりたいと思いますし、ああいうところで活躍できたら選手冥利(みょうり)に尽きる。それは今年に限らず、僕のキャリアが続く限り、いいところ、プレーオフで活躍したいと思います」
24年10月13日、CSファーストステージ対ロッテ戦、九回1死、同点本塁打を放つ万波
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