ファイターズ
2021/09/09 12:07

ドラ2五十幡 2カ月ぶり実戦復帰

2軍巨人戦で約2カ月ぶりに実戦復帰した五十幡(撮影・近藤裕介)

■イースタン 日本ハム8-4巨人(8日、鎌ケ谷)

左太もも裏を痛めて離脱していた日本ハムのドラフト2位ルーキー・五十幡亮汰外野手(22)が8日、イースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)で約2カ月ぶりに実戦復帰を果たした。「1番・中堅」で三回まで出場し、2打数無安打に終わったが、守備では軽快な動きを見せて回復をアピール。試合は8―4で勝利した。

 「1番中堅」で先発 無安打も守備で好プレー

 北の超特急が帰ってきた。100メートル10秒79の俊足を誇る五十幡が、約2カ月ぶりの実戦に臨んだ。2打席に立ってともに内野ゴロだったが、中堅の守備では足を生かした好プレーを披露。予定通り三回までで交代し「まずはしっかり試合に出られたことが一番大きい」と充実感をにじませた。
 1軍で定位置をつかみかけた矢先のアクシデントだった。6月8日、阪神戦(札幌ドーム)の一回守備で負傷交代。左ハムストリングス肉離れ(1度)と診断された。7月10日の2軍巨人戦(ジャイアンツ球場)で一度復帰するも、同12日の同DeNA戦(鎌ケ谷)で再び同じ箇所を痛め、離脱を余儀なくされた。
 圧倒的な脚力は、常にけがと隣り合わせだ。リハビリ期間は患部周りの柔軟性向上や筋力強化に加え、「力まずに100%の力が出せるような力の出し方を意識した」と、同じ失敗を繰り返さないための準備を整えてきた。
 目標は当然、一日も早い1軍復帰。「1軍でプレーしてこそプロ野球の世界。2軍で結果を出して呼ばれたい」と力を込めた。けがを克服した背番号50が、ここから一気に駆け上がる。
(近藤裕介)

 ◆斎藤 直球封印で1回ゼロ封           

 4点リードの七回から5番手でマウンドに上がり、1回を無安打無失点に抑えた。試合の前半にブルペンから相手打者を観察し「速いボールを捉えている」と分析。意図的に直球を封印し、ツーシームを軸にチェンジアップなどを織り交ぜ、2三振を奪った。試合後は「もう試合数も少ないですし、一回一回が大事」と気を引き締めた。(鎌ケ谷)

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