《ハム番24時》9月28日

今季のイースタン・リーグ全日程が終了し、鎌ケ谷では最終戦となった2軍ヤクルト戦終了後にファンとの「ふれあいイベント」が開催された。目玉企画の一つが、カラオケ大会。チーム内でも抜群の歌唱力を誇る福田と松本遼が、美声を響かせた。
イベントの参加選手は若手が中心で、28歳の福田はもともと参加しない予定だった。ただ、松本遼が「どうしても、心強い相方が欲しかったんです」と勧誘したという。「福さん、最初は『やるか分からないよ』と言っていたんですけど、それはたぶんちょっとツンデレな感じで、本当はやる気満々で来てくれたと思います(笑)」と冗談交じりに、〝共演〟してくれた先輩に感謝していた。
福田は斉藤和義の「歌うたいのバラッド」と清水翔太の「花束のかわりにメロディーを」。松本遼は槇原敬之の「どんなときも。」を熱唱。 中西保志の「最後の雨」は、二人でデュエットした。大勢集まったオーディエンスの中には、感動の涙を流す人もいた。
少し緊張気味だった松本遼は「ファンフェスで歌ったときより、ファンの人が近くて顔が見える分、緊張しました。福さんに助けられました。声量がすごいし、うめー。僕は、あんまり声は出なかったんですけど、フェニックスリーグで頑張って、球速は出します。福さんに唯一勝てるのは球速なので」と、本業での活躍を誓っていた。
甘い歌声でファンを酔わせた福田は「歌えって言われたので歌いました。松本に巻き込まれました。ファンの人が喜んでくれていたなら、良かったです。ファンの皆さまに1年間の恩返しをと思って、僕が出ることで、一人でも喜んでくれるなら、という気持ちで歌いました」と、優しさあふれるコメントを残した。
1年間、応援してくれたことへの感謝の気持ちがこもった二人の歌は、きっとファンの心を打ったことだろう。
