ファイターズ
田中正義 1点リードで完璧リリーフ 「全員で勝ちに向かって行くだけ」 ブルペン陣を支える右腕の秘めた思い

■パ・リーグ22回戦 西武3-4日本ハム(9月14日、エスコンフィールド北海道)
11試合連続の無失点
日本ハムの田中正義投手(31)が1点リードの八回からマウンドへ。最速155キロを計測した直球を軸に打者をねじ伏せ、1イニングを3者凡退に抑えた。
圧巻のピッチングだった。2死からネビンを152キロで見逃し三振。気迫のこもった表情で、何度もガッツポーズを繰り出した。これで8月15日の楽天戦から11試合連続無失点。「きのう投げている分、試合には入りやすかった。(二塁の石井)一成もいい守備をしてくれたので、ゼロで良かったなと思います」
あえての笑顔で納得のピッチング
この日はマウンドで終始リラックスムード。表情豊かに、笑顔を見せる場面もあった。
「1点差だったので、わざと(笑顔で)力まないようにしました。その日、一番いいパフォーマンスが出るようにって感じです」。ベストボールを投げるため、試行錯誤する日々を送っている。