【一問一答】万波中正 人生初のスクイズ成功に「うれしかった。こんな気持ちになるんだ」
三回、1死二、三塁、2ランスクイズを決める万波=撮影・宮永春希
■パ・リーグ15回戦 西武1-6日本ハム(8月5日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの万波中正外野手(25)が、三回1死二、三塁から2ランスクイズを決めて、カード初戦勝利に大きく貢献した。相手をうまく欺くための高度な作戦だったが、難なく遂行することができた。サインを出された時の心境や、犠打技術を培った背景などについて語った試合後の一問一答は以下の通り。
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―スクイズのサインが出た時の心境は
「今年1回、セーフティースクイズが出ていたので、驚きもありながら、でもあり得るよなと思ってやりましたね」
―難しい球だったが、三塁側に
「2ランスクイズだったので、三塁手に何とか捕らせたいと思って、そのおかげでちょっとうまいことヘッドが立って、高めですけど、いいバントになったかと思います」

―今年は犠打を決める機会がなかったが、いつかは来るというのは思っていたか
「いつかは来るなっていうか、選択肢の一つとして、みんなあるっていうのは、みんな思っているから、僕も例外なく、バントとかセーフティーとか全然あると思ってましたし、ここ送るかなとか思いながら打席に入ることもあったりした。その機会はなかったですけど、そういう意味では備えることは習慣になっていると思います」
―フリー打撃でも必ず2球は犠打を行っている
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「もう何か癖みたいに、絶対バントやってますけど。(横浜)高校時代は、僕らの高校は小技の練習をめちゃめちゃする学校だったので、そこでかなりの数をバントしたと思いますし、特段苦手意識もないんで、(サインが)出てもあんまり嫌だなとか、びっくりすることなく入れているとは思います」
―人生でスクイズを決めたことは
「人生初っす。大体ないですよ(笑)。でもうれしかったです。こんな気持ちになるんだって。作戦がうまいこといくと。2ランスクイズは本当理想的なところに打球が行って、攻撃側がしたいことが全部完璧にできた時の気持ちよさみたいなのは初めて体感したなと思います」
2ランスクイズを決めた万波がベンチに迎えられる=撮影・小田岳史
―本塁打とまた違ったうれしさ
「それは違います。不思議な感じっす。内野の前に転がって、2点入るっていうのは、ああいうプレー以外でないと思うので、不思議な体験というか、あれでしか味わえない気持ちよさとかうれしさはあると思います」
―高校時代にサインとかも出たことはない
「サインで出たことはないと思いますね。多分ないっす。結構前のことなので、思い出すのも難しいですけど、多分やった記憶はないので、おそらく。プロ入ってから1回あって、それは決まらなかったんですけど、きょう成功という面では野球人生で初めて」
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2ランスクイズを決めた万波(左)と新庄監督がハイタッチ