【一問一答】北山亘基 背番号15で6日先発「北山の番号だなと思ってもらえるように活躍してー」
新たな背番号15を背負って6日の西武戦に先発する北山=撮影・小田岳史
日本ハムの北山亘基投手(26)が6日、エスコンフィールド北海道で行われる西武戦に先発する。背番号が「57」から「15」に変わって臨む最初の試合。変更を勧めてくれた新庄剛志監督(53)やチームの願いを力に変え、マウンドに上がる。登板前日の一問一答は以下の通り。
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―背番号が15に変わった
「ありがとうございます。チームの期待を受けて背番号変更させてもらったということの喜びを感じて。それだけ重要なことだと思いますし、首位争いをしている状況、後半戦に入ってこのタイミング、ということも思いを感じる。それに応えたいという気持ちと応えないといけないという責任感、覚悟を感じるような出来事だと思います」

―いつ、新庄監督から変更を打診されたのか
「オールスター前くらい。前半戦の最後の方に僕が残留練習していたタイミングでメッセージをもらって、『57、気に入ってる? もうちょっと若い番号の方が似合う気がするけどな』と言われて。僕も気に入ってはいたので、それを伝えて、いずれは若い番号を付けたいと思っていて、そこは目指してやっていますと伝えたらすぐ(変更の話が進んだ)」
―シーズン中の変更は珍しいケース。そこは気にならなかったか
「ボスが言ったことなので。例えば、自分からお願いします、ということはシーズン中ですし、ありえない。新庄監督が言ってくれたことに意味があると思う。背番号が何番ということよりも、今、思いを託してもらえることがうれしかったです。それに応えたいという気持ちが全てなので。結果的に見た目の番号は変わりましたけど、それ以上の違った思いみたいなものを託された感覚がある。すぐ、よろしくお願いしますとお答えしました」
―練習中、新庄監督と話していたが
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「冗談半分で『林ヘッドの現役時代の背番号、一緒は嫌なんだよね』みたいな。それはウソだと思うんですけど、笑かしてもらって。『1が入った背番号の方がいいなと思って』と言ってもらったので、ありがとうございます、と言いました」
新庄監督(左)にあいさつする北山
―背負ってみてどうか
「背負っているんですけど、僕、見えないので(笑)。あまり自覚はないですけど。ロッカーとか見ると、名前の下の背番号とかも変わっているので、それを見ると変わったんだなという気持ちになる。先発陣、みんな10番台なので、数字的にもローテーションピッチャーの仲間入りができたような気がして、ちょっとうれしかったです」
―用具なども番号変更を
「メーカーにお願いして。チームウェアは間に合わせてもらって手元にあるんですけど、アンダーシャツなどはまだお願いしているところです」
―チームメートの反応は
「みんな、明るく受け入れてくれて。良かったね、おめでとうと言ってもらったり。似合っているねとか、前向きな言葉をかけてくれるので、すごくうれしいです」
投手陣と談笑する北山(右から2人目)
―心機一転の登板に
「やることは全く変わらないですし、この間もしっかり自分なりに調整、練習できたので。前回登板の課題を踏まえて臨みたい。背番号は変わっていますけど、後半戦、日本一に向けての託された思い、チームの気持ちを投球に反映できるようなピッチャーになっていかないといけないなと思います。そこを目指して、次の登板からもっと気合を入れていきたい」
―あらためて57の思い入れは
「さっきボスに言われて思い出したんですけど、防御率1.57なんですよ。『7いらないね』と言っていましたけど。ちょうど節目で。15と57が合わさったような。不思議なおもしろい数字になっている。オールスターだったり、思い出のある番号で投げられたのは良かったです。どんどん前に進んでいくだけだと思うので、その過程として次は15を背負って、これをみなさんにも北山の番号だなと思ってもらえるようにしっかり活躍して、イメージを付けていきたい。今までの番号にしっかり感謝してまた次から頑張っていきたい」
