《SHINJOの信条・試合前》今度、逆にしてもいいかな。パ・リーグがＤＨなしで（笑）。３年間ぐらい
■パ・リーグ１５回戦 西武ー日本ハム（８月５日、エスコンフィールド北海道）
試合前の新庄剛志監督（５３）の一問一答は以下の通り。
【試合前】
―北山の背番号が５７から１５に
「今、（防御率が）１.５７でしょ。７がいらんなと思って（笑）。なんか、いいピッチングをしてもオーラが薄いんですよね。これ、背番号じゃないかなと思って。加藤（貴）くん、北山くん、達くん、伊藤くん、山崎くん、先発は１がついていないとダメですね。僕の大好きな１が」
―新庄監督から提案したのか
「吉村さん（チーム統括本部長）に相談したんですよ。シーズン中って背番号を変えていいんですか？と。『引退試合で変えた選手がいるんで、大丈夫（笑）』と。そうだ、（新庄監督が）６３に変えたんだと。ありがとうございます、一度、検討してもらえますか、と伝えたら次の日に『もちろんです、大丈夫です』と。背番号を見ながら投げるわけではないんですけど、見ているこっちからすると、軽い（番号）の方がオーラが出てくるかなと思って。もちろん、吉村さんに言う前に本人に聞いたら『いつかは付けてみたいです。軽い番号を』と返事をもらったので、それじゃあ早い方がいいだろうと。本人の気持ちも分かった上で背番号変更」
―いつごろ打診したのか
「６日前ぐらい、１週間前ぐらい？」
―オールスター後か
「…いや、俺はひらめきで動くから、あまり覚えていない（笑）。そんなに遠くはない」
―前回、北山が登板する前か後か
「前。紺のユニホームで１回、投げたんですけど、そのとき（背番号変更が）間に合わないけど、大丈夫ですか、と言われて。十分ですと。これでまた雰囲気も変わってくるだろうし。負けたら背番号変えたからとか言い出す人がいるかな。関係ないですから。これは僕のわがままですからね、変更は。１.５７の７を省いてほしかった」
―監督から見て、今の北山に５７はしっくりきていなかったか
「林孝哉（ヘッドコーチ）のイメージがあった（笑）。ダイエーホークスの。まあ、いい方向にいってくれると思うので」
【北山亘基 背番号１５で６日先発「北山の番号だなと思ってもらえるように活躍してー」】
―セ・リーグのＤＨ導入が決まった
「２０２７年。遅いですね（笑）」
―セ・リーグの野球が変わる
「（いい、悪いは）どちらとも言えないですね。ＤＨがないことで、セ・リーグはセ・リーグのおもしろさがあるので。でも、１回変えてやってみて。１人多く選手が出られるわけだし。あまりセ・リーグの野球じゃないなと思ったら戻せばいいし。今度、逆にしてもいいかな。パ・リーグがＤＨなしで（笑）。３年間ぐらい。そうしたら日本シリーズもおもしろくなる」
―監督自身は投手が打席に立った方がいいという考えか
「嫌だ。ＤＨ制の方がおもしろい。おもしろい、おもしろい。僕は野手出身なので、ピッチャーの代えどきとか、いらないです。いいピッチャーとの真剣勝負を９人でやって、ガンガン打って走って。ピッチャーが打席に入ってヒットを打っても、走ることがないじゃないですか。エキサイティング感がなくなるのは、嫌ですね」
―個人としてはＤＨ賛成派か
「８０％ぐらい賛成です。あと２０％はＤＨがない方が好き、というファンの方たちがいるということで、変えなくてもいいかな、ということはありますけど。ピッチャーも投げることだけに集中してお金を稼ぐわけだし。あとは詰まって投げられなくなったりするのは、気を使いますね。交流戦でも。（手を保護する）ゴムを８個ぐらい付けてほしい（笑）。手がしびれる。相当、痛いんですよ。先でも詰まりでも。感覚が狂ったら嫌だなと。だから交流戦のとき、ピッチャーを準備させるのが早かったですね」
【金村尚真 １カ月ぶり１軍昇格「ねこさん（金子コーチ）がすごくいい指導をしてくれて」】
―全部ＤＨになっても山崎のような選手は打順に入れるか
「なんか詰まりそうもない打ち方をするでしょ。内からバットのヘッドが出てこないから。詰まるより先の方が嫌かな。先っぽに当たると（痛めるのは）指先なんですよ。人それぞれ違うと思うんですけど、１５０キロの球をピッチャーが打って、ちょっとでも詰まったり、先だったら感覚はズレてくると思うから、そういう意味ではない方がいいかな」
―来年はＤＨがある。山崎は打撃継続で
「好きなことをさせないと。そっちが一番ですから。打席に立ちたくない、打撃が嫌いなピッチャーもいるしね。そういうピッチャーは振らなくていいですし。まあ基本、振らせたくないですけどね」
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