【一問一答】ドラ1柴田獅子 プロ1年目の前半戦を総括 ブレーク中の先輩に熱視線「めちゃくちゃすごいなと思う」

投打で経験を積む二刀流ルーキーの現在地
日本ハムのドラフト1位・柴田獅子投手(19)が15日、鎌ケ谷でプロ1年目の前半戦を振り返った。投打で経験を積んでいる黄金ルーキーは今、何を考えているのか。一問一答は以下の通り。
―シーズン前半を振り返って
「ピッチャーは最初、スタートが良かった(4月20日のオイシックス戦で2軍初登板し、1回3者連続三振)。そこから、課題とかいろいろ見つけながらやっていって、バッターの反応を見たり、新しい変化球とかを交えながら投げたりしてきました。後半は逆に、自分の出せる力をもっと上げていこうかなと思っています。バッターは、最初の方はもう全然だった。何か本当に、どうやったら打てるのかなって。バッターに関しては、本当に初心者なので。本当に去年から始めたので、考えながらやって、だいぶ流れも分かってきて、今は結構、いい感じです。もうほぼ、〝見つかった〟というところがある。あとは、本当に体を鍛えるだけです」

―何が〝見つかった〟のか
「スイング。スイングの入り方。たぶん、そこが一番大きいと思います」
―見つかったのはいつか
「初ホームランを打った時です」
―本塁打が転機になった
「バッティングのタイミングが全部そろっているからこそ、ホームランが出るものだと思っている。だから、ホームランが出たら、それが一番いいスイング、打ち方だろうと思っていた。(1本)出たら、もうそこから打てるようになると思っていたので。意外と想像通りという感じです」
―初本塁打を打った日は、試合前から今までと違ったか
「いつもは気持ち上がって、自分はこう(右肘が)上がっちゃうタイプ。それはもう全部、良くない上がり方だった。角度があるスイングと良く言われますけど、僕からしたらダウンスイングで打った方が良いぐらいになる。ダウンスイングで打つつもりで、ただ普通の平行になるぐらい。こうやって(右肘を)上げると、角度がつくだけで、(力がボールに)伝わるかと言われたらそうじゃない。そういうところをもう一回見直しました。方法があって、下から(打つ)というよりも、真っすぐ入る意識で、下からになるというのが僕の捉え方。見た目で良いスイングと言われても、当たるところで(ボールの上を打つように)こうなっていたら、ドライブがかかってしまって、打球の強さも出ない。そういうところを直してきた。今までは自分なりにやっていただけで、結果違った。今は正解が分かるので、それが良い感じです。前の試合、ジャイアンツ戦が結構良くて、逆方向にライナーで伸びる打球が打てた。捕られちゃいましたけど」
―今は打撃が楽しくなってきているか
「そうです。ゾーンに来た球を全部、同じテンポで跳ね返すだけなので、詰まっても、ラインが合っているから、ささらない。全部(ヒットゾーンに)持って行ける。前はこっち(右肘)が上がるから、ボールがこう(前から)来るのに、こう(バットは下から)入っているから、(当たる)確率が少ない。僕からすると、ダウンスイングをしたら、周りから見たら平行。自分の感覚は、本当にこうやって(上から下に)振っている感じです。それでも、やっぱりこう(右肘が上がるフォーム)なんです。イメージとのギャップですね」
―それが分かった前半戦だった
「そうです。本当につい最近分かったことなので、良かったと思います。あとは、変化球でも同じように、崩されても良いと思うので、崩されても、左中間に打てるようになれば、という感じはあります」
―投手でポイントになったことは