ファイターズ
《ハム番24時》7月10日

鎌ケ谷の暑さに苦しむ帯広出身の高卒ルーキー・渋谷に、同郷の先輩・杉浦から貴重なアドバイスが届いた。「僕も(国学院)大学の時は、最初やっぱり、こんな暑いんだと思いましたね」と、初めて経験する関東の夏の過酷さに共感し、「エアコンに当たりすぎないことが結構、大事だと思います」と具体的な対策を授けた。
「部屋でずっとエアコンに当たっていたら、外出た瞬間にぐったりするので。もともと、僕はあんまりエアコンに直接、当たるのは好きじゃないので、つけますけど、ガンガンには冷やさないです。特に寮で部屋にいる時に、ずっとエアコンでガンガン冷やすと、体の表面がそれに慣れちゃって、外に出た瞬間にモワッとなる。寝苦しい時はつけますけど、寝る前だけつけて、消してから寝るようにしています。寝られないのもダメなので、難しいですけどね」
経験豊富な右腕でも、完全に暑さに慣れることはないという。「慣れるしかないんですけど、慣れることもあんまりない気がしますね。慣れたとて、暑いものは暑いです」と苦笑いだった。
渋谷の入団以来、杉浦は「本当に地元の後輩なので」と気にかけてきた。「特に何かできるわけではないですけど、まずは最初、環境に慣れることが大事だと思う。性格はあのまんま、純粋で、ちょっと天然な感じ。あのまんまでいてほしいなと思いつつ、あのままで大丈夫かという心配もあります(笑)。でも、それも良い持ち味で、みんなから、かわいがられますね」。温かい目で後輩を見守る先輩右腕から、親心のような優しさが伝わってきた。