高校野球
北照のシン正捕手・岡本が2安打1打点「最後の夏にしっかり甲子園」【南北海道小樽】

■全国高校野球選手権大会南北海道大会小樽支部予選(6月25日、小樽市営桜ケ丘)
▽準々決勝 北照14-1小樽桜陽※五回コールドゲーム
6年ぶり甲子園へコールド発進
昨夏南北海道大会4強の北照が、15安打14得点の猛攻で、五回コールドで6年ぶりの甲子園出場へ快勝発進した。千葉・京葉ボーイズ出身の岡本徠煌(らいお)捕手(3年)が初めて背番号2をゲット。「7番・捕手」で初めて先発出場し2安打1打点と勝利に貢献した。
背番号2の岡本が初スタメン。この春、OBで同校のテクニカルコーチに就任した、元ヤクルト捕手の西田明央さん(33)も3年夏に背負った背番号だ。スタンドの口ブラバンによる西田さんの現役時代の応援歌に乗って、2安打1打点と活躍した。「春先の遠征から調子良くて。きょうは思い切っていこうと思っていたので、打てて良かったです。西田さんは同じキャッチャーで、最近よく練習に来てもらっていた。北照のOBであり、プロの世界でも活躍していた方。特別なものがあるなと思って、お願いしました」と声を弾ませた。
持ち味はスローイング 二塁への送球1秒95
公式戦でマスクをかぶったのは、春の支部予選と、昨秋の全道1回戦。ともに途中出場だっただけに「少し緊張しました」。スローイングが持ち味で、二塁への送球は1秒95をマーク。この日は2人の投手の球を受けた。「先発の上野は、自分たちが1年生の頃から、練習試合でよく組んでいたので、上野のことは結構理解してる。上野の投げたいボールを中心に配球を組み立てて。中谷は2年生なので自分が引っ張っていかないといけない。1人でいっぱいいっぱいになることがあるので、一球一球声をかけながら」と、丁寧なリードを心がける。