ファイターズ
2025/06/21 14:15 NEW

《ハム番24時》6月21日


 中日との3連戦が行われているバンテリンドームは、愛知県出身の水谷にとって、とても愛着ある球場だ。「12球団の球場で、(選手として)初めて来る最後の球場になりますけど、それが一番、観戦に訪れたんじゃないかな、というぐらいの地元の球場なので。懐かしさを感じるし、子どもの頃、スタンドから見ていた場所に立てていることへの感謝もあります。ここまで来られたという思いのある3連戦だなと思います」

 もともと阪神ファンだったため、試合観戦の際にはレフトスタンドにいたことが多かった。それだけに20日の試合でレフトの守備に就いたことには「(スタンドから)見ていたのが、今度はこっちから見上げている」と特別な思いを抱いていた。

 「当時は(阪神の)レフトを、金本さんが守ることが多くて。中日だったら和田ベン(一浩)さん。レジェンドのお二人が守っているのを、スタンドで応援しながら見ていて。今、見に来ている子どもたちがそういう後ろ姿を見て、次はその子たちがそういう(レフトの守備位置からの)景色を見てもらえたらうれしいと思いますし、その子たちが見ている時に、僕が見ていた偉大なる先輩方のような存在であれるように、頑張っていきたいなと思います」

 レフトスタンドから憧れのまなざしを注いでいた少年がプロとなり、たどり着いた憧れの舞台。今度は水谷自身が憧れられる存在となるべく、生まれ故郷で躍動を見せる。

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