■パ・リーグ５回戦　日本ハム７－４オリックス（４月１９日、京セラドーム大阪）

　日本ハムの水谷瞬外野手（２４）が今季１号２ランを放った。前日に１軍昇格し、４打数無安打。この日も４打席目まで凡退していたが、自身の〝開幕〟を告げる豪快な一発を見舞い、チームの勝利に貢献した。一問一答は以下の通り。

―どんな気持ちで打席に向かったか
「その前に、まんちゅう（万波）が（３ランを）打って、勝ち越して、点差も３点ついた。チームとしても流れに乗っていきたい場面で、個人的にも、もちろんつながないといけないですけど、（走者を）かえさないといけない、つながないといけないという気持ちが少し楽になった。きのう、きょうと（打席が）良い内容ではなかったので、そこはもう思いきっていくだけかなと」

―久しぶりの１軍で、違いを感じたか
「違いというか、自分の問題だと思うんですけど、力みはあったと思います」

―本塁打の打席は、開き直って

「そうですね。もう、迷わずという気持ちだけでした。１本、ずっと欲しいと思っていましたし、きのうも出なくて、きょうもふがいない打席が続いていたので。ようやくという気持ちです」

―きのう、きょうの打席内容をどう見ていたか
「ボールが全く見えないとか、そういう問題で打てていないとは思っていなかったので、本当に自分の問題、打ちたいとか、そういう欲というか、そういうことも含めての凡打だった。状態が悪いとは思っていなかったですけど、本当に気持ちをどうやって落ち着かせるか、そういうところだけを考えていました」

―初ヒットが本塁打。今後への手応えは
「こういうインパクトあるスタートが切れたのは良かったと思いますし、かといってそれを頭に思い描きすぎたら良くないと思う。しっかりときょうはきょうで良かったとして、あした以降また、ぐしゃぐしゃなヒットでもヒットはヒットと、毎打席リセットできるように、気持ちをコントロールできたらなと思います」