《SHINJOの信条》きょう、差し入れでもらったパン。めちゃくちゃおいしかった

■セ・パ交流戦1回戦 日本ハム1-0中日(6月20日、バンテリンドームナゴヤ)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―伊藤が今季初の完封勝利を挙げた
「キャンプ前から、先発ピッチャーは完投。新しいマウンドに立ったら、最後まで投げろと。完投王国21。(先発陣で)21(完投)してほしい、今シーズンで。21したら、あとはいいという。なんか僕の中では21っていう数字を完投の目標にして。やっぱり楽しくないですか。最初に投げたピッチャーが最後まで。きょうも最後までね。そういうプロ野球に戻ってほしいなという意味でも」
―新庄監督が当初から話していた四球を出さないというのも、完投につながっているのかなと
「あ~。四球を出さないって言ってましたよね。ずっと。もう最近、出してないから忘れていた。素晴らしいね。やっぱ癖って付くんすね。あとはキャンプ中から取り組んでた2ボールからの変化球でストライクを取るのが、みんなできてきているしね。そうだね、フォアボールないね。あんま。きょうは?」
【伊藤大海 今季初の完封勝利 オフの日も後輩を気にかける その姿はまさにエース】
―申告敬遠だけ
「勝負しにいってのフォアボールもありますしね」
―伊藤は八回に先頭で打席に立ったが、最後まで投げる気満々という感じだった
「投げない気なんか1ミリもないでしょ」
―ベースから、すごく離れて立っていた
「『もう離れて』って(指示)」
―きょうもベンチでは何も言わず沈黙していた
「言ってない。言っていない。この間のDMのやりとりでは、大海が投げる時は1点あれば十分ですよっていうピッチングを見せるんで、見といてくださいっていうのが来ました」
―伊藤からか
「はい。僕は、こんな絵文字(ダブルピース)を送っておきました(笑)。それは、みんないいピッチングをしていて負けてられない。俺が投手陣を引っ張るんだっていう気持ちが強い子なんで。きょうはなんとしてでも完投、完封したかったと思いますけど」
―六回、先頭の五十幡が三塁打で出塁し、先制につながった
「あれはでかいね~。あそこ行ったらもう、ランニングホームランじゃないかな。三塁打じゃない。ランニングホームランいけーって(笑)。もたついている間に来るんじゃないかなっていう面白さはありますよね。音楽つけてほしいぐらい(笑)」
【五十幡亮汰 三塁打から決勝のホームイン 攻守で快足を発揮し勝利に大貢献】
―0―0で来て、六回に
「いや、清宮くんはあそこ、ホームラン打ってほしかった。犠牲フライじゃなくて。角度を上げてほしかったな。ちょっと雰囲気、持ってたんで。犠牲フライかーい! ってなった」
―中日戦は相性がいいと言っていたが
「ギリギリでしたね」
―監督就任後、対中日は9勝1敗。勝つコツがあるのか
「それは言えないでしょ。それは…それはあと2試合残ってるので、それはダメです。俺、言いたいけど(笑)」
―井上監督になった中日の印象は
「ずっと試合も見てますし、行動も発言も聞いてますけど、ものすごく明るいチーム。声もベンチで、ものすごく出ているし。見てて面白いなぁと。僕は同級生としては思いますね。きょう、差し入れでもらったパン。めちゃくちゃおいしかった。お礼は言いましたけど、メンバー交換の時に。めちゃくちゃ、おいしかった。あんまり得意じゃないんですけど、おいしかった」
―また、粒あん
「こし(あん)。あしたの朝ご飯にもなるので、ちょっと大事に持って帰ります」
―あす、お返しをするのか
「1個アイテムあるんですけど、僕があげるアイテムを使ったら壊れそうなんで、考えます」

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