【一問一答】野村佑希が 1軍復帰 好調チームをさらに加速させる「打線の中に…」
1軍に復帰した野村=撮影・松本奈央
■セ・パ交流戦1回戦 広島ー日本ハム(6月13日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの野村佑希内野手(24)が1軍復帰を果たした。今季は開幕から4番として活躍し、好調なチームをけん引してきたが、5月14日の試合中に左脇腹を傷め、戦線を離脱していた。首位を快調に走るチームの勢いを、帰ってきた野村がさらに加速させる。試合前取材での一問一答は以下の通り。
―2軍では打率5割を記録。手応えはあるか
「Gタウンの時(11日の巨人戦)は良かったかなと思ってきて。それまではいろいろ試していました」
―きのう1軍昇格を聞いて、移動してきたのか
OBで解説者の稲田氏(左)と言葉を交わす野村
「そうです」
―再昇格への心境は
「楽しみですね。(チーム状況も)勝っていていいですし。なんとか勢いづけられるように」
―新庄監督が冗談交じりに「4番じゃないよ」みたいな話をしていたが、そのあたりはあまり気にしていないか
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「気にしていないですね。一応(開幕から)15試合という話で、ずっと(1軍に)いても、どうなっているか分からないので。僕的には最悪、試合に出られればいいかなと。出たところで、出たポジションで、仕事ができれば」
―5月中旬に左脇腹を痛めた。診断を聞いた時の心境は
「(プロで)やってきて、けがも結構、多いので。診断も『でしょうね』って感じだったので、しょうがないなと。やってしまったものはもうしょうがないので」
広島・小園(左)と言葉を交わす野村
―すぐに切り替えはできたか
「切り替え…。けがをしないことに、越したことはないですし、出続けるのが一番、良かったかなとは、もちろん思いましたけど。なるべくブルペン(の打席)に入れてもらったりとかして、感覚をあまり鈍らすことなくできればなとは思っていたので。悔しかったですけど、そんなに長く落ち込んでいた感じはなかったです」
―けがの期間での収穫や気付きはあったか
「トレーニングの方は、トレーナーと見直しをしたというところですかね。再発防止に向けて、どういうことをしていけばいいのかというのはやりましたけど。割と早めにバットも振っていたので、バッティングの方をちゃんと振り返りながら、良い状態を保てるようにと思ってやっていました」
―負傷部位的に、見直しが難しい部分もあると思う。どういう取り組みをしてきたか
「背中が張るから脇腹が来るのかとか、いろいろ違うポジションが張るから来るというのもあると思うので。やるタイミングだったりとか、やる周期もそうですし。トレーニング内容も、シーズンに入って筋量を落とさないように、どういうトレーニングに変えていくかというところもいろいろ話しましたし。あとはどこが張ったら、脇に来やすいというのも、一つ勉強にはなったので、そのあたりを見直すということですかね」
―新庄監督が「2軍で12本ヒットを打ったら1軍」のようなことを言っていたが
「見ました、記事で」
―その言葉で火がついたりしたか
「マジか、と思いました」

―それはどういう意味でか
「雨天中止も多かったんで。打席数がなかなか(重ねられず)。予報も結構、雨が多かったし、梅雨に入ってくるし、どうしようかなと思っていましたけど」
―好調なチームの中で、1軍に復帰してどういう役目を果たしていきたいか
「(開幕以降の)4番の時もずっと思っていましたけど、なるべくつながりを考えながら。前後もそうですし、場面とかをいろいろ考えながら、しっかり打線の中に、線として入れるように準備できればなと思います」