【一問一答】新加入の浦上仁騎が初合流「チームの目標達成のために全身全霊で戦いたい」
新加入のDF浦上がチームに合流。複数ポジションをこなせる万能型DFがクラブの勝利に貢献する=撮影・宮西雄太郎
■6月11日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
大宮から完全移籍で加入した北海道コンサドーレ札幌のDF浦上仁騎(28)が11日、札幌市内で行われた全体練習でチームに初合流した。左右両足から高精度のキックを繰り出す万能型DFは「このエンブレムを背負うからには責任がある。夏の移籍の意味も深く理解しているつもり」と、札幌でのプレーに全身全霊を注ぐ構え。甲府時代に天皇杯を制した経験を持つ男が、新天地で勝者のマインドを植え付ける。練習初日の一問一答は以下の通り。
―チームに合流した感想
「夏の移籍は初めて。多少の不安はありましたけどチームメートもスタッフも良い方ばかり。初日としては十分な手応えを感じています」

―積極的にコミュニケーションを取っていた
「深井一希さんは知り合いを経由して僕の話をしてくれていた。自分からいろいろな選手に声を掛けて、まずは慣れること第一にします」
―監督の印象
「現役時代に素晴らしいDFであることを知っている。歴代のCBでトップに入る人。そういう監督の下でやれるのは自分にとってプラス。ディフェンスのことをいろいろ聞きながらやっていきたい」
―決断の決め手
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「チームの力になりたいという思いが一番。今シーズンは半年間、悔しい思いをしていた。声を掛けていただき、強化部の人や監督とも話をして熱意を感じた。このクラブで僕の全てを出して共に成長したい。強くなりたいという思いで移籍を決めました」
―札幌の印象は
「攻撃で特長ある選手が多い。特長を存分に発揮してもらえるよう、後ろからの配球、組み立てをしたい。守備では統率力やコーチングという強みを出せると思う。攻撃はJ2トップクラスの印象です」
―ストロングポイントは
「攻撃は起点になるロングパス、ショートパス、ポゼッションが武器。守備は統率力、コーチング、対人能力が武器。存分に出していきたい」

―大宮でJ3優勝を経験。優勝に必要なものは
「習慣だと思っている。試合だけハイパフォーマンスを出せるのはまぐれで1、2試合あっても継続できない。日々の生活、練習、1本のパス、1つのシュートにこだわることが勝負を分けると思っています」
―どんなプレーで貢献したい
「このエンブレムを背負うからには責任がある。夏の移籍の意味も深く理解しているつもり。言葉だけでなく、ピッチの中でこのクラブと一緒に強くなるために、持っている力を全て出してチームの目標達成のために全身全霊で戦いたい」
―背番号50は
「5番が好き。5と55が空いてないので50かなと」
―どのポジションを想定している
「4枚だったらCBのどちらも、SBもできる。3バックは今までのチームで全部経験している。どこでもできます」
―ユーティリティー性があると聞く。ボランチもできるか
「できると思っています。監督が決めることなので、やれと言われたらいつでもやる準備ができています」
―クラブに知人は
「僕は知り合いが多い方だと思うけど、このチームには誰もいなくて不安だった。きょう初めて来て、みんな優しくウエルカムな雰囲気があってほっとしています」
―北海道との縁は
「去年のシーズンオフに友人と旅行に来ている。食事が非常においしいイメージ。プライベートはそこを満喫したい。食べることが好きなのでおいしいものを食べたい。それがピッチ外の楽しみです」
―旅行の相手は鈴木優磨か。インスタでは岩政さんを男にしてくれとメッセージがあった
「インスタもそうですし、本当に仲が良いです。親友なので(移籍の)相談をしていて、大樹さんが鹿島でやっていたときの話を聞いていた。男にしてくれと言われたので、なんとかその力になりたい」
―完全移籍で来た
「レンタルを悪いとは思っていないけど、完全移籍で全てを懸けて戦いたかった。新しいところに飛び込んで、そういう環境で戦いたいと思っていました」
―早い段階で試合に出たい
「選手は何を言ってもピッチで結果を出すだけ。半年間、非常に悔しい思いをした。それでもやってきた自負があるので、それを証明するのはピッチしかないと思っている。監督がメンバーを決めるけど、行けと言われたらスタートでもサブでも、ピッチで価値を証明したい」
―札幌の改善点は
「何試合か見て、なんとなく自分では分かっている。大きいことは言いたくないので控えますが、守備でも攻撃でも僕が加わることで良くできる部分がある。イメージはできているつもりです」
―CBが少ない
「僕もザ・センターバックというタイプではない。それなら宮くんの方がそういうイメージに近い。僕には僕の良さがあるけど、できないこともある。サッカーは11人なので助け合いながら、特長を存分に出したい」
―利き足は
「どっちもいけます。甲府では右をやって、大宮では左でやっていた。そこが一つの強みです。(利き手は)右です。昔は左でハサミを使っていたけど、右に直されたみたい。(左右で)苦手意識はないです」

―名前の由来
「両親がアメリカに住んでいた時期があった。生まれは日本だけど海外で使える名前で、と。向こうにはニッキーという人がいたみたいで、それを日本人っぽくした感じです」
―呼ばれ方は
「珍しい名前であだ名がないので、仁騎でお願いします」
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