《SHINJOの信条》きょう、どうしても勝たないといけない日だった

■セ・パ交流戦1回戦 ヤクルト1-3日本ハム(6月10日、エスコンフィールド北海道)
―(試合を振り返って)
「(2点リードの九回)玉井くんで来るとは。さすが優秀なピッチングコーチ。安定感ありますからね。四球ないしね。(抑えの)田中くんがこの前(8日のDeNA戦で同点打を)打たれて、さあ、やり返してこいというピッチャーと、そうではないピッチャーがいる。その判断をして玉井くんを持っていった。安定感ありますからね。ずっと」
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―1点リードの八回、押し出し四球で1点を追加したのも大きかった
「四球。中日の田中くんが満塁で押し出し(四球)して勝った試合があったんですけど、80%四球を狙っていったっていうコメントを聞いて良い考えだなって。そういう気持ちで五十幡くんもいったんじゃない(笑)。伏見くんの右中間のヒットも大きかったですね。相変わらず達くんは、こういうピッチング多いですね。ちょっときょう、変化球が多かったように思いますけど」
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―四球を出した後、抑えたが本人は納得していないようだった
「四球を出したくない気持ちがすごい伝わってくるので、ああいうのいいですよね」
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―成長したところは
「リズムがいい。そこは伏見くんがしっかり。去年、伏見くんに達くんのボールを受けてくれと、一番気を付けてほしいのはテンポ。テンポが良くなかったので。テンポを良くして、リリースポイントもしっかり合うようになってきてね。すごい変わりましたね。早く完投を見たいですね。完封よりも。完投みたい」
―本人はその気満々
「今は三振を取るより、打たせて取るピッチングなので。もうそろそろあるんじゃないですか。119球くらいで(笑)」
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―北海道に本拠地移転後、1500勝目だった
「きょうね。小村社長が去年(くも膜下出血で)倒れた日で。あれから1年たって、きょう、どうしても勝たないといけない日だった。勝てて良かったです」
―達の次回登板は
「(出場選手登録)抹消しないですよね。抹消するピッチングはしていないです。バッティングは悪いらしいですけど。次どこだろう? 東京(ドーム)で完投で。きょうみたいなピッチングしてくれるでしょう」
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―クローザーの田中がベンチ外だった
「さあ、やり返してこいというピッチャーじゃないので、自然の散歩が必要(笑)。あした、散歩してもらって」

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