【プレーバック】春季全道大会準決勝 白樺0-6北海(5月31日、札幌円山)
北海は白樺を下して3連覇に王手をかけた=撮影・西川薫
北海が2季連続で道大会決勝進出
3連覇を目指す北海は、松田収司投手(3年)が2試合ぶりの先発。白樺はエース・谷内翔投手(3年)が2試合連続の先発となった。
白樺は北海・松田の立ち上がりを攻め立てた。先頭がストレートで四球を選び出塁すると、犠打と暴投などで2死三塁の好機を作った。ここで北海は、松田に代えて森健成投手(1年)を投入。2-2からの5球目で後続を二ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けた。
ピンチを切り抜け、二回に先制点
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ピンチを脱した北海は二回、先頭の5番・三沢拓己一塁手(2年)がチーム初安打の左前打で出塁すると、犠打と右飛タッチアップなどで2死一、三塁まで好機を広げた。ここで9番・吉井天星遊撃手(3年)の適時内野安打で先制した。白樺は、28日の1回戦で先発した神谷春空投手(3年)にスイッチ。四球で2死満塁としたが、最後は空振り三振に打ち取り、追加点を防いだ。
三回の北海は、準々決勝で右肩を痛めて途中交代した4番・長南凜汰郎捕手(2年)が、1死から二塁打で出塁すると、2死二塁から6番・佐竹徠都中堅手(2年)の右前打で生還。追加点を奪った。
さらに北海は、四回に二つの四球と単打などで2死満塁とすると、打席には長南。代わった白樺3番手の西田澄次投手(3年)の暴投で3点目を奪うと、2死二、三塁から長南がこの日2本目の二塁打で2点を追加。リードを5点に広げた。
北海は五回無死満塁で代打・今皓大(3年)の中前適時打で6点目を奪うと、七回から3番手・近江翔伍投手(2年)が登板。八回からは、4番手で浅水結翔投手(3年)がマウンドに上がり、2回を無失点で抑える完封リレー。昨秋に続き、2季連続で道大会の決勝に駒を進めた。
■札幌支部から6試合連続で継投策で勝利した北海の平川敦監督(54)
「どういう展開になるか、ちょっと予想はしてなかったんですけど、そうそう打てないなと思ってたので。先取点が取れたのは良かった」
■準々決勝で痛めた右肩にテーピングを巻いて出場した4番・長南凛太郎捕手(2年)が、四回に2点二塁打
「打ったのはインコースの真っすぐですね。張っていたわけじゃないんですけど、真っすぐを待っていて、来たら打ちに行くというイメージだった」
四回北海2死二、三塁、2点二塁打を放ち塁上で笑みを浮かべる北海・長南=撮影・中島聡一朗