ファイターズ
2021/12/27 15:46

≪道産子F戦士北広島で俺は≫④福田 勝ちパターン任される投手に

福田がエスコンフィールド北海道の完成予想図で作った紙飛行機を青空に向かって飛ばす(撮影・桜田史宏)

青春の地で再び

 北広島市にある星槎道都大で福田は4年間を過ごした。青春の思い出が詰まった街が、2023年からの職場になる。
 「開閉式の屋根がすごくかっこ良い。温泉もあって野球以外も楽しめそう。自分が抑えて、球場が盛り上がってくれたら興奮すると思う」
 中継ぎ左腕が注目したのはブルペンの場所。新球場は〝メジャー仕様〟で、両翼のフェンスと外野席の間に設置される。
 「試合の空気感が分かるのがいいですね。ホームランボールに当たらないように気をつけないと(笑)」
 記念すべき開幕戦で投げることに、こだわりはない。年間を通して、誰よりもマウンドに上がる選手を目指す。
 「シーズンを通して、ずっとそこで投げ続けることが理想。新球場で勝ちパターンを任される選手になって、ホールドを稼ぐ。こいつを投げさせれば大丈夫という選手になりたい」
 名前がコールされるだけで大歓声が響くような、新球場の名リリーバーになってみせる。

円山での優勝からプロの道へ

 記憶を思い返し、福田は思わず笑みがこぼれた。2017年秋の札幌円山球場。星槎道都大の3年生エースとして、函大との明治神宮大会道地区代表決定戦に臨んだ。2戦先勝制の1回戦に先発し、8回無失点の好投を見せると、打っても「人生で初めて」という特大アーチをマーク。チームは2連勝で神宮行きを決めた。
 2年春、秋、3年春と、3季連続で優勝を逃していた。「勝てなくて勝てなくてやっと優勝だったので、3年秋が一番、うれしかった。やっぱり円山球場が一番、思い出深いです」。札幌円山での〝成功体験〟が、後のプロ入りへとつながった。

■プロフィール

福田俊(ふくだ・すぐる)1996年12月14日生まれ、札幌市手稲区出身。手稲山口小1年時に野球を始める。4年時に神奈川県に移り住み、中学は小田原ボーイズに所属。横浜創学館から星槎道都大に進学し、再び北海道に戻る。1年時から札幌6大学リーグで活躍し、2017年秋は3年生の左腕エースとして優勝に導き、MVPを獲得。明治神宮大会でも全試合で先発し、同校初の準優勝を引き寄せた。18年にドラフト7位で日本ハムから指名を受けて入団。左投げ、左打ち。171㌢、73㌔。
 

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