高校野球
2025/05/29 19:10

【プレーバック】春季全道大会準々決勝 白樺学園13-1士別翔雲※五回コールド(5月29日、札幌円山)

五回コールドで勝利した白樺ナイン=撮影・西川薫

 

※五回コールドゲーム

 

白樺学園が13得点の猛攻で大勝

 士別翔雲の最速143キロ右腕・大橋広翔投手(3年)対策が見事にハマった。白樺学園の亀田直紀監督(38)は「右バッターは難しいと思った」とスタメンに、両打ちの後藤健内野手(1年)を含む左打者を6人並べた。一回から、その効果を発揮。2番に抜擢した菊島有佑(ゆう)内野手(1年)が右前打で出塁すると、3番・川島陽琉(はる)外野手(3年)が右中間への適時三塁打を放ち、4番・冨澤悠斗外野手(3年)も右前適時打で続いた。左打者3人による3連打で2点を先制することに成功した。

 1点を返された直後の四回にはビッグイニングを作り、大橋広をノックアウトする。相手失策につけ込みながら、3安打を集め大橋広から7得点。六回にも士別翔雲の投手陣から6得点を奪うなど、攻撃の手を緩めることはなかった。10安打13得点の大勝で4強入りを決めた。

 士別翔雲は前日28日の北海道栄戦で完封勝利を挙げていたエース・大橋広が先発のマウンドに上がったが、白樺学園打線を封じることはできなかった。打線も7安打を放つなど、毎回塁上をにぎわせたが、5イニングで残塁は「7」を数え、わずか1得点に終わった。


■圧勝で4強進出を決めた白樺学園の亀田監督
「1年生が入ってきて、競争もしていて、出る選手はみんないいので、レギュラーの争いは厳しくなっている。出た選手も思い切ってやってくれるので、いいチームの構造になっていると思います」

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