高校野球
2025/05/26 20:20

旭川実業が完封リレーで初戦突破 藤本主将が示す堅実野球【春季全道大会】

併殺を処理する旭川実業の藤本主将=撮影・西川薫

■春季全道高校野球(5月26日、札幌円山)
▽1回戦 旭川実業5-0札幌光星

投打ガッチリ 継投で0封勝ち

 旭川実業が3投手による完封リレーを完成させ、札幌光星に快勝した。一回、4番の近藤唯人内野手(3年)の中前適時打で幸先良く先制すると、五回には一挙4得点を挙げて試合を優位に進めた。投げても先発・馬場太智投手(3年)が5回無失点、2番手・山田新大投手(3年)が3回無失点とつなぎ、最後は抑えとして登板したエースの西村颯汰投手(3年)が、1回無失点で試合を締めくくった。堅実な試合運びを支えているのが藤本琉生(るい)主将(3年)。状況に応じた的確なプレーで攻守の潤滑油となっている。

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8強入りした旭川実業ナイン

 

 効果的なスパイスを加えた―。1点リードの五回、山本竜聖内野手(3年)の2点二塁打、岡来翔(らいと)外野手(3年)の左犠飛で3点を追加した。なおも1死二塁とイケイケムードの中で打席に入った藤本は初球にセーフティーバントを敢行。三塁線へ絶妙なバントを転がすと、相手の悪送球を誘い、二走が一気に生還した。2年連続の初戦突破を決めた藤本は「一番は勝てたことが良かったと思います」と安堵の表情を見せながらも「内容的にはまだまだなところがあるので、次は修正して、自分たちの野球にしたいです」と気を引き締めた。

「相手の嫌がる野球をすることが一番」

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