高校野球
2025/05/26 16:35

知内が3年ぶり8強 エース田澤が熱投151球「(監督の)気持ちに応えようと」【春季全道大会】

延長十一回を投げ切った知内の田澤投手=撮影・十島功

■春季全道高校野球(5月26日、札幌円山)
▽1回戦 北照2-3知内

※延長十一回タイブレーク

 

中島の犠飛でサヨナラ勝ち

 3年ぶり出場の知内が、甲子園出場経験もある北照に、延長十一回タイブレークの末に劇的サヨナラ勝利した。2-2で迎えた延長十一回、先発した知内のエース田澤慶明投手(3年)が2死満塁のピンチを無失点で切り抜けると、その裏に1死満塁からこの試合無安打だった5番・中島琥雅二塁手(3年)がサヨナラの右犠飛。田澤は函館支部から続く、連続無失点イニングは22で途切れたが、2失点完投勝利を挙げた。知内は春の全道10勝目。2回戦では3季通じて道大会30勝目を目指して、北見北斗と対戦する。

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延長十一回タイブレークの末に劇的サヨナラ勝利を飾った知内ナイン

 

 知内のエースが無死一、二塁で始まるタイブレークで2イニング連続無失点。2度のリードを追いつかれる展開だったが、我慢強く投げ続け、北照に一度も勝ち越しを許さず劇的勝利をたぐり寄せた。昨秋に右肘を剥離骨折した影響で、痛み止めの注射と、のみぐすりを服用しての熱投。151球の熱投を終え「中島くんが最後決めてくれて嬉しかった。初回から、どんどん打たれて、六回、七回あたりから、疲れは出てました。支部の決勝でも高草木監督が『田澤に尽きる』と言っていたので、気持ちに応えようと思って」。最後までマウンドを譲らず、昨秋から監督を務める高草木穣監督(57)に、就任後初の全道1勝をプレゼントした。

22年南北海道準Vメンバーの馬躰から…

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