■パ・リーグ６回戦　ソフトバンク―日本ハム（５月２０日、エスコンフィールド北海道）

　日本ハム・松本剛外野手（３１）が２０日、１軍に再昇格した。今月８日に出場選手登録を外れ、２軍では７試合に出場し、打率.３７０、１本塁打、４打点と好成績を残していた。試合前の取材に応じたの一問一答は以下の通り。

―２軍ではどんなテーマを持って取り組んできた

「めちゃくちゃ自分の中で感じが悪いかといったら、そうではなかったんですけど、ファームに同じような感じで行ってダメなら打てないだろうな思っていた。そういう意味では大きく変えなくても、ファームでは打てている感じがあって。本当にめちゃめちゃ悪かったわけではないかなって再認識と、数字が出ていなかったので、やっぱりメンタル的にダメだ、ダメだと思っていた部分があったので、そういう意味ではその再確認ができた。あとは待ち方と自分の中で割り切っていけるようなカウントだったり、シチュエーションでいかに思い切っていけるかをテーマに意識してやっていました」

―函館で行われた１７日の２軍楽天戦ではサヨナラ打を放った。勝負どころで打てている
「チャンスで打てるのが一番ですし、そこがすごく大事になるのが野球だと思う。あそこはすごく意識していましたし、ああやってチャンスで回ってきたので１軍と同じ気持ちじゃないですけど、しっかり決めようと思って決めたのは良かったと思います」

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―久々に函館でプレーした。雰囲気はどうだったか

「思った以上にファンの方もいましたし、すごく盛り上がってくれたので、ファームでもああいう歓声をいただけるのは野球選手として誇らしいこと。あらためて期待してくれている方がいるなって、じかに感じたので、もう１度ここでしっかり結果を残して恩返しできたらなと思います」

―１軍の戦いぶりをどう見ていたか
「どうこう言える立場じゃないですけど、客観的に強いなと思っていましたし、調子いい選手とあまり良くない選手のいいバランスが…。投手陣が踏ん張っているゲームでしっかり勝ち切れている部分もありますし。この前、負けましたけど、なんて言うんだろうな…。完璧にかみ合っている感じはしないですけど、誰かが悪くてもしっかりカバーできている感じがすごくありました」

―２軍調整中は技術より頭の考えを修正した
「どちらかといえば、そっちの方が多かったかもしれないですね。その中で気になる点は少なからず修正できたと思う。それを１軍の舞台で表現できるように」

―２軍で右方向へのヒットが多かった
「センター方向に打っていく中で、センターへのヒットも多かったんですけど、それは自分の中でイメージ通りの打球というか、自分が飛んでほしいところに飛んでいるヒットは増えてきているので、それがこっちでも出せればと思います」

―きょうの打撃練習でも意識した
「そうですね。ここに来て大きく変えても意味ないので、しっかり下でやってきたことを上でやって打てるか打てないかになる。結果が必要な立場なので、しっかりやっていきたいです」

―ソフトバンクの先発・モイネロはどこが厄介か
「全球種、一級品ですし、なかなか簡単に打てる投手ではないのはみんな分かっている。きょうはチームとして勝てるように、戻ってきて１発目なのでヒット欲しいですけど、まずは１勝できたらいいと思います」