■５月１６日、札幌・白旗山競技場

ー白旗山で練習した経験は
「僕、あるんですよ。来てから気付きました。何年だったか覚えてないけど、選手として鹿島にいたときだと思う。ＡＣＬの流れだったのかアウェー＆アウェーだったのか分かりませんが、何日かここで練習してます。北広島に泊まって、アウトレットに行った記憶がある。その辺をいろいろ思い出しました」

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ー芝の状態が良く見える
「ここは最高です。場所も雰囲気もヨーロッパのクラブの練習場みたい。だいたいこんな感じですよ。町から４０分ぐらい掛けて来て、山奥にあって（自然に）囲まれている。環境的には最高です」

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ー大自然の中にいると心が落ち着く
「そうですね。僕は島出身ですから、人並み以上かもしれないですね。大好きです、こういう場所が」

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ー富山は最近、勝ち星に恵まれていない。抱いている印象は

「すごく良いチームだと思います。どの試合でも自分たちのフットボールを展開している。昇格したチームなので、成功体験や勝ち癖があって、自信を持って戦っている印象です。決定力などで勝ち点を拾えてないかもしれませんが、どのチームと戦ってもかなり彼らの時間帯をつくっている」

ー前節は菅野を起用した。キーパーを変える決断は勇気が必要
「どうだろう…。他のポジションよりもタイミングに気を使うことは多いと思います。なるようにしてなる。それをフラットに見て、見極めて判断することしか考えてないので、難しいと思うことはないです。今は鹿島の早川が活躍していますが、彼を３番手から起用したのは僕でした。今週は清水の沖と直接対決という記事を見ましたけど、沖を２番手から使って、３番手を早川にしたのも僕なので結構ＧＰを変えていますね。そのときと少し似ているかもしれないです。当時はクォン・スンテが出ていた。今季は１度、菅野から（中野）小次郎にしましたけど、僕が決めているというよりも菅野の取り組みがそうさせている。それを正当に評価するだけです」

ー現役時代の経験を踏まえて、実戦から遠ざかる状況で自然と試合に入るコツはあるか
「日々のトレーニングにしか答えはない。逆に言えば、僕は日々のトレーニングにどう取り組んでいるかを見て起用を決めていく。コツでいうと人それぞれだし、トレーニング次第。いろいろありますが、人間というものを見ないと評価しづらいところがある。そういう面ではシーズンが深まってきて、選手たちの個性がだいぶつかめるようになってきました。それは当然ですけどね」 

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