ファイターズ
2025/03/23 18:40

《SHINJOの信条》ちょっと、万波くんが心配かな

【写真で振り返る ヤクルト4-7日本ハム(3月23日、エスコンフィールド北海道)】

■オープン戦 ヤクルト4―7日本ハム(3月23日、エスコンフィールド北海道)

―良い意味で(敗戦)予告が外れた
「外れたね。選手がすごすぎて、外れることが多い年になるんじゃないかなと思います。強いね! しかし。なんか、負ける雰囲気を感じないというか、逆転されても、どっちみち同点に追い付いて逆転するんだろうなという感じでベンチにいたら、その通りになって。成長のスピードが今年はまた一気にガッと上がった気がしますね。選手全員の競争意識というのがこういう結果につながっているんだろうなと思います。あとは1軍も2軍も一つになりたいので、2軍のゲームも見ているんですけど、ちょっと1軍のレベルと2軍のレベルの差が開きすぎて、心配にはなっているんですよね。だから、(差を)縮めてほしいなというふうに、いつも僕の友達のiPadくんと話し合いをしているんですけどね(笑)」

―吉田、矢沢、石井、若林らが活躍、誰を開幕スタメンにするか
「全員1軍ですよ、もう。ただ、人数が決まっているので、そこはこの世界は仕方のないことなので。調子が良くても今回、落としたメンバーは、入れ替えをするかもしれないし、そのへんは状況を見ながら。何か良いアイディアがあったら教えてください(笑)」

―きょうは巧みな点の取り方をしていた
「去年からそういう点の取り方はしてくれているので。野球がうまいですよね。いろいろ試したいこともあったんですけど、選手たちが試合の状況を把握してやってくれているので、こっちは動く必要ないし。失敗を見たいんですよ。いろんな失敗を見て、ここはもうちょっとタイミングを遅らせてとか、もうちょっと早く行ってくれとか、そういう失敗を見たいんですけど。今年は最初から、やることないかな」

―伊藤は2本塁打を浴びたが、五回までは完璧。どうだったか
「この3年間、たまにね、こういうポンポンっていうホームランがあったといえば、あったんですよ。きょう最後の登板で、もう一回思い出させてくれたので、この2本はすごくプラスになる良いホームランだったと思います。本人が一番、分かっていると思うので」

【伊藤大海 開幕前ラスト登板で6回2失点9K キャンプからここまでの点数は…】

―投手陣は先発も中継ぎも充実している
「きょうは松岡くんがクイックをしていなかったので、さっき『クイックはしっかりしなさいよ』ということを伝えて、しゅーんとしていました(笑)。でも、育成から上がってきて開幕1軍のメンバーに入って、どこで投げさせるかは分からないですけど、こういう選手は心から大事にしたいと思うし、松岡くんが活躍することによって、2軍にいる選手たちも『俺たちにもチャンスがある』ということが、すごく分かると思うので。そういうことを含めながら起用していきたいと思います」

―中継ぎは、勝ちパターンを2つ、つくれそう
「もうできてますけどね。ピッチャーに関しては、僕だけの判断ではなく、プロのピッチングコーチがいるので、いろいろ話し合いながら。野手の方は僕が分かるので。でも、(投手も)ここは行ってほしいなというところは僕がしっかり判断して、2連投、3連投の決め時は僕が決断していきたいと思います」

―チームは昨年の今頃と比べて、どう変わっているか
「昨年の今頃は、『俺、首になるのかなあ』って(笑)。最下位、最下位、最下位とか、最下位、最下位、5位だったら。最後は選手を信じて、さあ頼みますと。最低でもクライマックスに行ってくれという気持ちだったんですけど、今年はファンの方たちが思うのは、去年2位で、その上しかないと思うので、突き進んで行きたいなと。そこまで甘くないんですけどね」

―チームへの自信、期待感は違うか
「もちろん、もちろん。誰もが分かるでしょ。強いもん。レギュラー争いがこんなに激しいチームって、ほかに見当たります? 見当たらないでしょ。今回ちょっと、水谷くんがね、脇腹にちょっと違和感があるので。でも、代わりのメンバー、きょうも活躍したメンバーたくさんいるし、キャンプ最初にも言ったように、けがした選手は置いていくよと伝えてあるので。けがしたことは仕方ないので早く治してもらって、また競争に加わってほしいですね」

―メンバーは固定するのが理想か
「もちろん8人。キャッチャーはちょっと、ピッチャーとの相性とかもあるし、キャッチャーは別として、それは固定でいけるのがベスト。ただ固定していくと、(それ以外のメンバーを)奮い立たせることができないところもあるんですけど、やっぱりベストは固定ですね」

【伏見寅威「母校の流れに乗った」先制犠飛&好リードでエスコン無敗に貢献】

―エスコンではオープン戦9戦無敗
「あ、そう! へー」

―戦いやすさは感じるか
「ブルペンが見えることはでかいね。用意しやすい。準備させやすいし。あとは、この景色に選手たちがなじんでいますよね。ここに戻って来たら、安心感がある。色の具合とか、芝の匂いとか、いろいろなものがあって、落ち着いて野球ができる感じがしますよね。…知らんけど(笑)」

―負ける雰囲気を感じない要因か
「今、聞いて知りました。確かに負けていないね」

―3月は福岡と千葉でそれぞれ1試合、負けただけ
「そうなんですよ。ね。本当に逆転されても、また追い付くだろうなって思う自分がいて、追い付いたら、あ、逆転パターンか、というね。でも開幕したら一線級のピッチャーが来る。(西武の)今井くんと同点でいって、追い越されたら平良くんとかが出てくるので。でも、うちは意外と良いピッチャー打つんですよね」

―開幕ダッシュが狙えそう
「9試合で、5勝4敗でずっといって、1つ勝ち越して、それぐらいの意識でも良いかな。勝ち勝ち勝ち勝ちよりも、5勝4敗、5勝4敗、5勝4敗でいって、一気にいくところはいく。勝敗によっては打順の組み方も変わってくるから。でも分からん。今年は本当に分からん。みんな分からんでしょ」

―メンバーも分からない
「でもベストは本当に固定。固定がベストですよ。ただ固定していくと、(レギュラーが)けがをした時に(控え選手に)試合勘がないでしょ。でも世界的に見ても、固定しているチームはやっぱり強いですよ」

【マルティネス 〝サンデードーナツ〟を差し入れ 「豪将さんはいろんなことを教えてくれた」】

―そんなに甘くないと話しているが、どういう部分でそう感じるか
「やっぱり研究されるというのはありますよね。相手の研究時間が増えると思うから、そこでどう対応できるか。まだ若いから、ズルズルっと落ちていくこともあるだろうし、その逆もあるし。一気に、そんなの関係なくズコーンって突き抜けることもあるので。ちょっときょうも見たけど、万波くんが心配かな。そういうところが、シーズン中に5試合ぐらい続いてくると、勝ちにもつながってこないので。良い時はみんな打つでしょ。悪い時にはみんな引きずられるように打てない。どのチームもそうなんですけどね」

―開幕メンバーは決まったか
「いや、まだまだ。そこまで、今井くんをスローで見ていないので。コマ送りで見ていないから(笑)。軌道しかり」

―五十幡が結果を出した
「ね、良かった良かった。自分で工夫しながら、バスター気味で当てるという。転がせば、何かあるでしょ、彼の場合は」

―他球団も研究している
「するする。でもそこを覆すのが僕じゃないですか。研究の研究の研究の研究しているから(笑)」

【《岩本勉のガン流F論》伊藤よ、君はエースだ 思い出す尊敬する野球人からのゲキ】

【バーヘイゲン 元チームメートの西川と再会「近況報告というか、たわいもない会話でした」】

【伊藤大海 ベテラン捕手の伏見に教えてあげたこととは】

【試合前】

―(試合前に自ら口を開き)
「(22日に負傷したヤクルトの)塩見くん情報は? (塩見が守る中堅へ)打球が飛ぶ2球前ぐらいに(林)ヘッドと、『もしセンター前に行ったとして、塩見くんは無理してこないよね、足も悪いし』みたいな話をしていたんですよ。嫌ですよね、このグラウンドでけがをしてしまうのは。なんか、申し訳なかったという気持ち、グラウンドのせいじゃないかもしれないけど、そういうけがはファンの人たちも見たくないしね」

―オープン戦の優勝が決まった
「もうええって(笑)。興味ないから。もう開幕3連戦のことしか考えていないです。(対戦する西武の開幕投手)今井くんの映像を見ているけど、なかなか打つのは厳しい感じがするので、2対1か、1対0で、うちの得意のノーヒットで1点と、守備で守り切って、なんとか(勝ちたい)ね。今井くんはまた、フォアボールもないんですよね。粘って粘って、なんとか塁に出てくれたら。あとは守りで勝っていく。向こうが防げない点の取り方をして」

―そのためのオーダーになるか
「ですね。長打はそんなに期待していないので、(選考基準は)足と守備範囲とかになってくるかな。今井くんだけね。(開幕3連戦を)2勝1敗でいけたら万々歳だね。そんな簡単にはうまくいかないと思うし。開幕戦だけなんですよ、騒ぐのは。開幕戦、誰でいくんだ、開幕戦に負けたらって。2日たったら忘れているよ(笑)」

―長いシーズンの1試合目
「そうそうそう。負けるより、それは勝つ方が良いし、勝ち方(が大事)。大差でも嫌だし。僅差になると思いますけどね。守りを考えながら」

―オーダーはもう決まっているか
「いや、まだまだ」

―強力打線よりは機動力打線か
「あのね、水谷くんがちょっとね、きのうかな、バッティングでちょっと(脇腹に)違和感が出たんですよ。脇腹ってめんどくさいじゃないですか。僕はやったことないから分からないけど。脇腹だけに無理はさせられないので、ちょっと様子を見ながら」

―痛みは
「たぶん本人はシーズン中なら、いけますと言う。でも今はシーズンに入っていないし、怖さを持ったまま打席に立って、違うところを痛めるケースがあるから、一回しっかり治してもらって。ものすごく痛めているわけではないですからね。危険なので」

―肉離れではないか
「じゃないじゃない。じゃないです」

―無理させる必要がない
「ないない。開幕はちょっと厳しいかなという感じではありますけど、無理をさせないため。だって、違和感があったまま、1打席目の1球目のスイングで痛めたら、1カ月半、2カ月かかるから、そっちの方が嫌なので、そういう考えでやっていきます」

【マルティネス 契約延長したファイターズへの思い 北海道では「有名なロックスターになった気分(笑)」】

【ファイターズ最新記事はこちら】

【道新スポーツ読み放題 2千円お得な年払い始まりました】

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい