コンサドーレ
2024/12/17 17:00

《平川弘のCool Eye》鹿島の堅守支えた岩政新監督はどう攻守のバランスを取るのか

 

ミシャ式継承とJ1昇格の両立は至難の業

 来季の札幌の指揮官は岩政監督ということになった。7年間ペトロヴィッチ監督が札幌を率いて植え付けた攻撃的サッカーを、どう引き継ぐのか? おまけにJ2での厳しい戦いを経てJ1昇格を果たさなければならない。誰がやっても来季札幌の監督は大変である。

武闘派かつクレバーな守備見せた鹿島時代

 岩政監督はご存じの通り、現役時代は鹿島で活躍した代表歴もあるセンターバックである。鹿島のセンターバックと言えば武闘派が多く、現在ではDF植田がそのカテゴリーに入る。岩政も鹿島のセンターバックとして堅固な守備を見せたが、学芸大卒ということもあってクレバーさが加わっていたという印象だ。

 鹿島と言えば4-4-2システムで4バック。センターバックの2枚はセンターフォワードをマンマークするストッパーとカバーリングするスイーパーの両方の役割をこなし、なおかつDFラインをコントロールできないと務まらない。マンツーマンのマークで相手に付きながらも、どこで受け渡してカバーリングするのか等、岩政監督は身にしみついているはず。オールコートマンツーマンだった札幌が、来季どういうディフェンスをするのか興味深い。

守備が弱いチームは優勝できない

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