ファイターズ
2024/11/28 17:25

【一問一答】清水優心 300万円ダウンで更改 変化を求めてパーソナルトレーニング導入

記者の質問に答える清水=撮影・松本奈央

 日本ハムの清水優心捕手(28)が28日、エスコンフィールド北海道で契約更改に臨み、300万円ダウンの年俸2400万円(金額は推定)でサインした。入団10年目の今季は12試合の出場にとどまり、不完全燃焼。危機感を募らせながら「野球を辞めるか、活躍して続けられるか、という世界になってくる」と悲壮な決意を表した。一問一答は以下の通り。

【日本ハムの契約更改一覧:11月28日時点】

―サインは
「させてもらいました。ダウンです」

―球団の方からはどんな話が
「来年は11年目になります。ずっと期待していると言っていただいているので、早く期待に応えなければならないのですが、なかなか応えられず…。でも、そのようなことを言ってもらえるのはありがたいことです。今季はけがなくやれたので、そこは自分の中では良かったと思います」

―球団の期待はどう感じているか
「ありがたいと思いますけど、その期待に応えられていない。ここ3年、なかなかいい報告、いい契約を笑いながらできていないので。そろそろ笑って契約したいと思います」

―あらためて今季を振り返って
「1カ月ぐらいしか1軍にいられなかった。大半をファームで過ごすことになったんですけど、若い選手がいる中、僕は10年目だったんですけど、ありがたいことに試合に出させてもらいました。2軍ではありましたけど、波が少なく、結果を出せたので。これを来季に生かすのが大事。鎌ケ谷は暑くてしんどくて、気持ちが乗らない日も多々あるんですけど、気持ちを切らさず、一日一日を過ごせて、人間的にも成長できたと思います」

―結果を出せなかった要因は
「自分が結果を残しているからといって、1軍に上がれる世界ではないですし。チーム状況がある中で、僕と同じポジションの選手の調子が良かったり、その選手がずっと結果を残していれば、当たり前なんですけど1軍には上がることができない。チーム状況というものがあるスポーツ。自分の状態がめちゃくちゃ良くても…難しいところがある。今年はなかなかチャンスがなかったのは仕方ないこと。来年はまた、チャレンジしたいと思います」

―CS(クライマックス・シリーズ)では代打で安打。来季につながる
「そうですね。本当、1年間しっかり準備してやってこれて、最後にああいう場面で1本打てたのは、本当にやってきて良かったなと思いますし。ちゃんとやっていれば、いいこともあるんだなということは思いました。若林さんも言っていましたけど、もう野球を辞めるか、活躍して野球を続けられるか、という世界になってくると思うので。これからしっかりと準備していきます」

―オフ、重点的に取り組むのは
「(松本)剛さんたちが行っているジムと僕も契約させてもらって。イチから基本的なウエートトレーニングを取り入れて、パーソナルの方も付いてもらって。初めてのことなんですけど、もともとパーソナルで自分で投資してやってきてはいなかった。今まだ少ししか行っていないですけど、いろいろな発見だったり、何日間かでも感じているので、これを継続して新しい自分を見つけていきたいと思います」

―成長できる実感があるか
「まだまだ伸びしろもたくさんあると思いますし、キャッチャーというポジションは…。(今年2月の)キャンプ中に阪神前監督の矢野さんにお会いした時、ちょっと話させてもらう機会があったんですけど、キャッチャーというポジションは30歳ぐらいでも全然いけるよ、という感じで話をさせてもらいました。その言葉でもっと頑張らなくちゃいけないなと思いましたし、伸びしろもあるんだなと。どんどんこのシーズン、新しいことにチャレンジしていきたい」

―来年11年目の目標と抱負は

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