コンサドーレ
2024/06/16 00:55

札幌が下位直接対決で痛恨の敗戦 ゴールに迫り続けたMF近藤友喜「もう、ああいう経験はしたくない」

ドリブルで攻め上がりクロスを上げるMF近藤(左)=撮影・北波智史

■J1第18節 京都2-0札幌(6月15日、京都・サンガスタジアム by KYOCERA)

下位の直接対決で敗戦

 同じ勝ち点11で並ぶ19位・京都サンガと20位・北海道コンサドーレ札幌の直接対決。今後J1残留戦線を戦っていく中で、絶対に落とせない一戦だったが、結果は0-2で敗戦。試合終了後、札幌ゴール裏のサポーターには涙を流す人も複数おり、その姿がこの結果がもたらす意味を象徴していた。

最初の決定機でGK具聖潤が壁に

 勝利のために、何としてでも先制点が欲しかった両チーム。試合の行方を左右する1点目に、最初に手が掛かりそうになったのは札幌だった。前半3分、GK菅野孝憲(40)のロングフィードに反応した右ウイングバックのMF近藤友喜(23)が、並走する相手選手より先にボールに触り、ペナルティーエリア内へ進入。京都ゴール前へと迫ったが、初めて対戦相手として対峙した札幌の元守護神GK具聖潤(ク・ソンユン、29)に阻まれ、惜しくも得点とはならず。逆に京都に2点を先行され、苦しい状況で前半を終えることとなってしまった。

クロスを上げるMF近藤

 

後半4分のダイレクトシュートも

 試合の流れを引き戻すためにも早めに1点を返したかった札幌に、待望のビッグチャンスが巡ってきたのは後半4分。左ウイングバックのMF田中宏武(25)がゴール前にクロスを送り込むと、ゴール前に走り込んだ逆サイドの近藤が、ダイレクトで合わせて右足でシュート。だが再び具聖潤のビッグセーブに遭い、ゴールならず。

 「自分のマッチアップの選手があまり(身長が)大きい選手ではなかったので、宏武くんにどんどん(クロスを)入れていいよという話をしていました。良いボールが来ただけに、ああいうのが入らないというのが今の課題」と、1点差に迫る最大のチャンスを逃したことに近藤は悔しさをにじませた。

「今日は自分に責任がある」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい