コンサドーレ
2024/01/15 21:00

【単独インタビュー】札幌新加入MF近藤友喜 先輩MF金子拓郎から「札幌を勝たせてくれ」

今季から札幌に新加入したU-22日本代表MF近藤(撮影・桜田史宏)

U-22日本代表へインタビュー実施

 道新スポーツデジタルは、今季から北海道コンサドーレ札幌に新加入したU-22日本代表MF近藤友喜(22)への単独インタビューを実施した。移籍を決断した理由や、札幌に在籍していた高校、大学の先輩MF金子拓郎(26)との関係性、半年後に迫ったパリ五輪への熱い思いなど、おおいに語ってもらった。

移籍を決断した二つの理由

 特別指定時代も含め3シーズン過ごした横浜FCから、近藤は札幌という新天地への移籍を決断した。「オファーをいただいてから三上(GM)さんと話をさせていただく機会があって、僕をすごく必要としてくれているのが伝わったのと、僕のことをよく見てくれているなと感じたので、それが決めた理由の一つ」と説明した。

 移籍を決めたもう一つの理由は、開幕まであと半年となった今夏のパリ五輪だ。「パリという舞台があって、J1で戦わないとその土俵に乗れないなと僕としては思ったので、移籍を決めました」。近藤は昨年10月のアメリカ遠征、11月に日本で行われたアルゼンチン戦と、直近のU-22日本代表メンバーに2回連続で選出されている。

パリ五輪代表へ「悔いのないようにやらないと」

 「大学生の頃は届かない舞台だったのが、去年1年間で届きそうなところまで来て。そこが掴めるか掴めないかというのがあと半年で決まると思うので、本当に悔いのないようにやらないといけないけど、あくまでも個人の目標なので。まずはチームのためにプレーして、勝利に貢献するという部分を大事にした上で、そういう部分がついてくる。自分が、自分がとならず、まずはチームのためにやっていきたい」

 札幌には昨年9月のアジア大会に出場したDF馬場晴也(22)をはじめ、パリ五輪世代の選手が多く在籍している。そういった選手たちとお互いを高め合いながら成長を続け、パリへの切符をつかむ覚悟だ。

札幌の印象は「すごく攻撃的。見ていてワクワクする」

 新天地でともに戦うチームの印象については、昨季J1で2回対戦があり、「すごく攻撃的で、(マークを)剥がすのがうまいというか、攻撃の連動性だったり、2人目、3人目の関わりという部分が本当にレベルが高くて。見ていてワクワクするチームでした」と、対戦相手ながらその攻撃的サッカーは魅力的に写ったという。

4月の対戦でプロ初ゴール 金子から「感謝しろよ」

 プロ初ゴールをマークしたのも、札幌と最初に対戦した4月29日のホーム戦(ニッパツ)だ。「あのときは金子選手のクリアミスからで。高校と大学の先輩だったので、試合が終わってから『感謝しろよ』って(笑)。僕たちが負けたので、そういう冗談を言ってもらいました」と振り返る。

自らの理想像とは1年間ともにプレー

 昨夏まで札幌に在籍し、現在クロアチア1部ディナモ・ザグレブに期限付き移籍している金子は前橋育英高、日本大の先輩だ。「高校のときは入れ違いだったので面識は無かったけど、大学では自分が1年生のときの4年生に金子選手がいて。ライバルというよりは、こうなりたいというか、僕の目指す選手像が1年間近くにいた、というのはすごくありがたかった」と感謝を口にする。

移籍を報告すると「札幌のスタイルは…」と激励

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