ファイターズ
2024/06/05 18:45

《ハム番24時》6月5日

 

 2日のDeNA戦(エスコン)にさかのぼる。7点リードの展開で、九回にザバラが救援。エスコン最速となる161キロを計測し、スタンドがどよめいた。

 この場面でリードし、受けていた清水に、あらためて161キロの衝撃について聞いた。驚きはなかったそうで「スピードは出そうと思えば出せるピッチャー。あのときは、いい球を投げられて、プラスでスピードも出た。(本来の)ザビの力かな」と目を細めた。

 一昔前に比べて、総体的に球速は上がっている。ただ、160キロ台をマークする投手は少なく、受ける機会はそうそうない。プロ10年目の清水は「(大谷)翔平さん以来ですね。僕が3年目のときかな。当時は163キロ。札幌ドームでしたね」と少し懐かしそうに振り返った。

 27歳のザバラとは〝同学年〟。シーズンが開幕してから2軍で積極的に対話を重ね、信頼関係を築いてきただけに「一緒に鎌ケ谷で頑張ってきたので、2人で1軍の試合の最後を締められて良かった」と実感を込めた。

 大谷とは比較はできないが、ザバラも高いポテンシャルを秘めていることは間違いない。捕手目線ではなく、打者目線ではどう映るのか、続けて尋ねた。「対戦するのはめっちゃイヤです。超イヤ。いい意味で荒れている投手だから」。球速は代えがたい武器だと、再認識した。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい