高校野球
2024/05/15 15:55

阪神・門別に憧れる東海大札幌高のエース左腕・菅野隆世が6回無失点で春全道切符

東海大札幌高のエース・菅野は6回0封の好投で春全道の切符をつかんだ=撮影・西川薫

■春季全道高校野球札幌支部(5月15日、札幌円山球場)
▽Aブロック代表決定戦 東海大札幌高9-0札幌創成 ※七回コールドゲーム

 昨秋の全道準Vの東海大札幌高が、七回コールドゲームで札幌創成を下し、2年ぶり32度目の春の代表権をつかんだ。今季初先発したエース左腕・菅野隆世投手(3年)が6回被安打1、毎回の8奪三振無失点。2学年先輩の阪神・門別啓人投手(19)に憧れる左腕が、甲子園ロード前哨戦となる春の全道で16年ぶりの頂点を狙う。

独特のフォームから毎回の8奪三振

 門別と同じエースナンバーを背負った菅野が、グラブをはめる右腕をだらりと下げた独特のフォームからキレのある直球を軸に三振の山を築いた。「今日は力強い真っすぐが行って、結構伸びてくれた。高めも振ってもらえた」と涼しげに振り返った。大脇英徳監督(48)も「ちょうど伸び盛り。この試合で、もうひとつ先が見えてきた。ナイスピッチング」とエースの力投をねぎらった。

野球部寮で見ていた絶対エースの背中

 菅野は大樹中、門別は富川中。地方出身で軟式の北海道選抜代表と経歴も重なる。野球部寮では部屋も近く「朝早く走りに行ったりとか、裏での行動が印象に残ってました。レベルが高くて、自分が目指すべき姿」と絶対的エースを目指す。

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