プロ野球
2023/07/18 23:45

フレッシュ球宴で先発2回無失点の道産子・門別 目標は今川との同門対決

ウエスタン先発の阪神・門別(撮影・村本典之)

■フレッシュオールスター戦 イースタン選抜3-7ウエスタン選抜(7月18日、富山)

東海大札幌高出身で阪神の高卒ドラ2左腕 ウエスタン選抜で先発登板

 地元を離れた道産子が、遠く北陸の地で成長を示した。東海大札幌高から阪神に入団した高卒1年目の門別啓人投手(19)が18日、富山で開催されたフレッシュ球宴に出場。ウエスタン・リーグ選抜(全ウ)の先発を託され、2回を4安打無失点に抑えた。

 「ランナーは出しましたけど、しっかり自分のピッチングができました。できるだけ早く1軍で活躍できるように、新人らしくがむしゃらに頑張っていきたいと思います」

いきなり満塁ピンチも 「自分のピッチングをすれば絶対に抑えられる」

 プレーボール直後の初球は「絶対に真っすぐを待っていると思って」と、あえてカーブを選択。しかし、同学年のイースタン・リーグ選抜(全イ)1番・浅野(巨人)に中前打を浴び「空振りが取りたかったんですけど、普通に打たれたのでちょっと悔しかったです」と苦笑いを浮かべた。1死から松尾(DeNA)、矢沢(日本ハム)に連打を浴び、いきなり満塁のピンチを背負ったが「自分のピッチングをすれば絶対に抑えられる」と自信は揺るがない。5番・蛭間(西武)をスライダー、カーブ、直球で3球三振に仕留めると、続く友杉(ロッテ)は全4球真っすぐ勝負で一邪飛に打ち取り、強心臓ぶりを見せつけた。

 二回も走者を二塁に置いたが、最後はこの日2度目の対戦となった浅野を右飛に抑え、リベンジ成功。最速149キロの直球と遅いカーブの緩急を生かして2三振を奪い「きょうのピッチングが1軍の岡田監督に届いていると思う。自分も頑張っているとアピールできた」と胸を張った。
 

ウエスタン先発の阪神・門別

今季は2軍で1勝1敗1セーブ 防御率3・00

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