ファイターズ
2024/04/11 23:35

水谷瞬 デビュー戦でプロ初安打&初打点! 青春時代の葛藤を乗り越え、晴れ舞台へ

三回1死満塁、水谷(右)が同点打を放つ=撮影・桜田史宏

■パ・リーグ2回戦 日本ハム3ー6ソフトバンク(4月11日、福岡・北九州市民球場)

プロ6年目の大型外野手 記念すべき一戦でタイムリー

 日本ハムの水谷瞬外野手(23)が11日、北九州で行われたソフトバンク戦でプロ初出場を果たした。「6番・左翼」で先発すると、三回1死満塁の好機で同点打をマーク。デビュー戦でプロ初安打と初打点を同時に記録した。

 プロ6年目を迎えた未完の大器が、古巣との一戦で野球人生の第2章を歩み始めた。

チャンスで勝負強さを発揮 「チームに貢献できた」

 強烈な一打で、メモリアルな日に花を添えた。思い出の土地で、持ち味のパワフルな打撃を披露し「素直にうれしい気持ちもあるけど、課題も出た一日。結果的にヒットが出てチームに貢献できたことは良かった」と柔らかな笑みを浮かべた。

三回1死満塁、水谷が同点打を放つ

 

古巣のソフトバンクにも感謝 記念球は生観戦の母へ

 愛着あるソフトバンクや九州へ、感謝の思いが次々とあふれ出た。「5年間、育てていただいた球団。ずっと応援してくれた方も球場に来てくださった。(初安打を)テレビの放送や、リアルタイムで実際に見ていただけた。九州で1本出たことが一番うれしいです」と、はにかんだ。記念のボールは試合後すぐ、観戦に訪れていた母に手渡した。

野球が嫌になったあの頃 新グラブにも心動かず

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