現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムに移籍した水谷瞬外野手（２２）が１５日、エスコンフィールド北海道で入団会見を行った。１メートル９３センチの〝ロマン砲〟は「ミドルネームがジェッシーというんですけど、ジェッシーと呼んでいただけたら」と笑顔を見せた。会見での一問一答は以下の通り。

―入団会見を行い、現在の心境は
「現役ドラフトから日にちがたって、徐々に実感が沸いてきています」

―ファイターズのイメージは
「若い世代が主力として活躍していて、とてもフレッシュなチームだと思います」

―そんな選手たちと競い合いたい
「もちろん自分と年代の近い選手が出ているのも見ていましたし、ここに来させていただいたからには自分もそこに交じって競ってやっていこうと思います」

―意識している選手は
「自分は外野手なので、外野手の皆さん全員が競わないといけない相手だと思っています」

―新庄剛志監督（５１）のイメージは
「まだお会いしたことがないので、テレビでしか見たことないですが…。明るい方なのかなと思います」

―同じ外野手として聞いてみたいことは
「聞いてみたいことは、今現在でこれとかはない。その場で疑問に思ったことだったり、１年間やっていく中でアドバイスを求める場面があったら、外野手という同じポジションなので聞きやすい環境ではあると思います」

―現役時代のプレーは見たことがあるか
「生ではないですけど、映像では。やっぱり有名なプレーがたくさんあるので、そういうのはたくさん見ました」

―印象に残っているのはプレーは
「印象だらけですね（笑）。たくさんあります。肩の強さはもちろんですし、ホームスチールとか敬遠のボールを打ってみたり、すごいなと思います」

―チームは同学年が多い。中でも万波は今季ブレークした
「そうですね。マンチュウは同級生で中学校から知っていましたし、有名なところもあっての、今年のあの成績だったので。もうマンチュウとは言えない。万波さんと言わせてもらいたい（笑）。意識しているという言い方もおかしいんですけど、競いたいなと思います」

―万波とは連絡を取り合う仲だと聞いた

「そうですね。去年の（宮崎）フェニックス・リーグかな。しゃべって、増田珠さんが（万波の横浜）高校の先輩なので、つなげてもらいました。そこから交流があるようになりました」

―来季の目標は
「自分はまだ１軍出場がない。１軍出場というところを目標にしていかないといけないと思っているのですが、６年目で１軍初出場は少し違うなと思う。自分のやることを１年間やってみて、最後に結果がどうなるか。目標としては特にないです。１年間しっかりと自分のやるべきことをやって、チームに少しでも貢献できたらなと思います」

―アピールしたい部分は
「自分の持ち味は長打力だと思うので、長打力をアピールしていけたらいいなと思います」

―移籍が転機になればいい
「そうですね。選手寿命は短い。１球団で終わっていく方もいる中で、チャンスをいただいて第２の球団でプレーさせていただく機会をもらった。一つ自分の中でも、きっかけとして大きいものではあると思いますし、去年、（現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍した）大竹（耕太郎）さんであったり、一緒にプレーしていた人がああいう活躍をされた。今年は自分だという気持ちがあります」

―春季キャンプからアピールし、開幕１軍をつかみたい
「野球選手である以上、開幕１軍、開幕スタメンは誰もが目指しているところではある。僕のことを首脳陣の方々はほとんど知らないと思うので、こっちもフレッシュな気持ちでできます。まずは名前をファンの方々にはもちろんなんですが、首脳陣の方々に売っていけるようにしたいです」

―オフの自主トレの予定は
「今年は１月にハワイに行かせていただいて、トレーニングができたらなと今は考えているんですが。こういう状況、現役ドラフトで移籍させてもらうということになったので、結構バタバタなスケジュールになる。まだ確定ではないですが、そういう流れでいこうかなと思います」

―ハワイは誰と行く
「行くのは単身で。向こうのアカデミーであったり、やらせてもらえる環境があるので、そこでやらせてもらおうかなと思います」

―特徴的な髪形。いつも同じ美容室で編んでもらっているのか
「福岡にいる時は、５年間ずっとお世話になっていたところがあった。また（北海道で）探し直さないといけないなと思います」

―コーンロウか
「これ、ブレイズです。これがいいとかはないんですけど、その時の好みでやっています」

―ファイターズファンへ
「僕は北海道にはまだ縁もゆかりもないので、まずは名前と顔をしっかり覚えてもらえるようにしたい」

―何と呼んでほしいか
「好きなように呼んでいただいたらいいと思うんですけど、ソフトバンクのチームメートやスタッフさんからは僕はミドルネームがジェッシーというんですけど、ジェッシーとか呼んでいただいていて。福岡のファンの方とかにも、その名前が浸透して、ちらほら呼んでいただけることが増えてきたので、そう呼んでいただけたらと思います」

―北海道での楽しみは
「食べ物は福岡もおいしいんですけど、やっぱり北海道もおいしいイメージがあるので、全部楽しみだなと思います。温泉とかも楽しみ。めちゃくちゃ寒かったので、温泉は行ってみたいなと思います」