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《岩本勉のガン流F論》シーズン回顧2023 ~新庄監督編~ 敬遠球打ちに秘められた新庄スタイル
2年連続の完敗 貪欲さが見られなかった
「トライアウト」と銘打った1年目を経て迎えた今季。新庄監督は公言通り、優勝を狙っていたはずだ。ところが、だ。結果は2年連続の最下位。7月には球団記録の「14」に迫る13連敗を喫した。昨年に続き、パ・リーグ5球団すべてに負け越す完敗を喫した。
1年目の昨季、負傷離脱中の選手を除き、支配下全選手にチャンスを与えた。今季はそれぞれがレギュラーを手にするべく、貪欲に競い合うはずだった。だが、期待通りにはいかなかった。
失敗を恐れないチャレンジを求めた指揮官
今季、ベンチの新庄監督を見ていて感じた。ずっと頭の上に「?」が付いているような表情を浮かべていると。試合後のコメントを聞き、合点がいった。「何でやらないの?」。そのフレーズを何度も耳にした。「何でできないの?」ではない。失敗を恐れず、立ち向かう姿を求めていた。
植え付けたはずだった執念と姿勢
勝利への執念も植え付けたはずだった。22年はエンドランにスクイズ、偽装スチールと随所に奇襲を仕掛けた。それは決してスタイルではない。姿勢だ。強者に立ち向かうための姿勢を叩き込んでいたのだ。