ファンクラブイベントに出席　新加入の同学年外野手に言及

　日本ハムの万波中正外野手（２３）が９日、エスコンフィールド北海道で行われたファンクラブ会員向けの「ＦＡＶファンミーティング２０２３」に出演した。イベント前には、現役ドラフトでソフトバンクから加入することになった水谷瞬外野手（２２）に触れ、対抗心を口にした。仲間として歓迎しつつも、位置付けはライバルの一人。経験、実績にとらわれず、まずはグラウンド内で勝負する。

同様のプレースタイル　面識もあり

　身体能力が高い大型外野手がチームメートになる。万波とは同学年で、タイプが似ている。横浜高時代に接点はなかった。プロ入り後、みやざきフェニックス・リーグで対戦した際、コンタクトを取っていて「面識はありますね。お互いハーフだし、みたいな。フェニックスで会った時に話したぐらいなんすけど、たまたま連絡先を交換していて。きのう（８日）、『よろしくね』と連絡がきました」と明かした。

今季、大ブレークの万波　将来性豊かな水谷

　今季はシーズン最終盤まで本塁打王を争い、オフには侍ジャパンに選ばれて、アジアプロ野球チャンピオンシップの優勝に貢献。ベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝くなど、一気にブレークし、パ・リーグを代表する外野手として認知された。

　一方、石見智翠館高からドラフト５位でソフトバンク入りした水谷は２軍でポテンシャルの高さを見せつけているが、未完だ。

さらなる飛躍へ　「外野手はみんながライバル」

　現状、成績だけ見れば、大差をつけているが、万波は「外野手はみんながライバルだと思います。今までがどうとかは、全然関係ない」と警戒心を緩めなかった。油断や慢心はない。新しい仲間とも切磋琢磨しながら、自らの価値を高めていく。