アマ野球
2024/04/08 21:00

駒大の香田新監督が快勝発進「ホッとした気持ち」

試合を終え、一礼する駒大の香田監督(右)=撮影・十島功

■東都大学1部春季リーグ(4月8日、明治神宮野球場)
▽駒澤大2-1中央大


 〝戦国東都〟で初陣1勝! 東都大学1部春季リーグが8日に開幕し、今春から就任した香田誉士史監督(52)率いる駒大が中大との接戦を制し、開幕白星を挙げた。攻撃ではヒットエンドランやバスターなどの作戦を積極的に多用。守備では3投手を継投し、1点差で逃げ切ることに成功した。

太田誠終身名誉監督も見守った記念すべき初陣1勝

 張り詰めていた緊張の糸が緩み、安堵の表情を浮かべた。現役時代以来となる「KOMAZAWA」のユニホームに「身の引き締まる思い」と自然と背筋は伸びた。「みんな頑張ってくれて、この結果になった。まずはホッとした気持ち」と記念すべき勝利に胸をなで下ろした。同大の太田誠終身名誉監督(87)も見守った一戦。「いい姿を見せたいと思っていた」と結果で示すことができた。

三回に逆転し、両拳を握る駒大の香田監督

 

ヒットエンドラン、バスターと仕掛けて逆転成功

 積極的な采配が光った。一回に1点を先制された直後の攻撃で、無死一塁とすると、2番・平井友弥内野手(4年)の初球でヒットエンドランを敢行。高めのボール球だったこともあり、遊飛と不発に終わったが、試合の流れを引き戻そうとすぐさま動かした。同じく1点を追う三回無死一塁の場面では、初球からバスターを成功させて好機を拡大し、3番・角田蓮内野手(4年)の逆転2点適時打につなげた。「いつも通り、取り組んでやっていたことなので、思い切ってやりました」と臆することなく、攻撃のタクトを振るった。

1点リードを守るため「采配勝負」腹くくった

あわせて読みたい