コンサドーレ
2024/03/29 16:30

《神戸戦前日》難しいゲームが続くが、全員の力でこの状況を打破したい

■3月29日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

―町田戦から2週間空いたが、その間にケガをしていた選手が戻ってきたり、GK児玉を獲得するなどチームに大きな動きがあった。監督は今のチーム状況をどのように見ているか。
 基本的に最初の週はケガ人も戻ってこなかったし、レギュラーで出場していた(何人かの)選手も(別メニューで)いなかった。(代表活動で)チェック(※スパチョーク)もいなかったし、馬場もいなかった。そういう意味では2週間あったが、実質我々に与えられていた時間は1週間だと言えるだろう。

 長くリハビリをやっていた選手たちもトレーニングに戻ってきているが、離脱していた時間が長かっただけに、2週間ぐらいキャンプに行って、3試合ぐらいやって帰ってこないと、なかなかリーグ戦で戦えるような状態には持っていけないだろう。

 (髙尾)瑠に関しては、昨年の年末から試合(の間隔)がだいぶ空いている中で、今年のキャンプをほとんどやっておらず、練習試合もこの間30分出ただけ。やはり試合勘、ゲーム体力という意味ではまだまだ本来の状態ではないだろう。ただ、今のチーム状況もある中で、彼とも話しながら、起用法を見極めているという段階だ。

 2週間前に比べれば、チームとしてはいい状況になりつつある中での神戸戦だ。4試合戦って(勝ち点)1しか取れていないのは、決していいとは言えないし、非常に厳しい状況だと思う。もちろんサッカーなので、シーズンの入りがうまく行かなくてこういう状況になるということもあるだろう。ただこの3連戦、神戸、名古屋、G大阪と続く中で、自分たちが浮上していくきっかけとなりたい3試合であり、まずは神戸からポイントを持って帰ってきたい、そういう試合だろう。そういった意味では、この3試合というのは非常に我々にとって重要な位置付けになってくるし、全員の力でこの状況をなんとか打破していきたいと思っている。

 新しいGKが加わったが、彼はアトレティコ・マドリードから来たわけではない(笑)。我々のチームのGK事情の中で獲得したということだが、3日前に札幌に来て合流したという選手だが、まだまだチームに合流してから間もない。彼にいきなり試合に出ろとか言うことは酷なことだと思うし、彼もまずはチームのやり方、あるいはチームの選手たちとしっかりと連係できることが大事。いきなり起用して、彼が大きなミスをして自信を失ってしまうような状況というのは私はつくりたくない。そういった意味でも、彼のトレーニング、あるいはプレーというものを今後も見極めながら、どういう立ち位置で彼を取り扱っていくかということを考えていかなければいけないだろう。

―明日の相手は前年王者の神戸。どういった点に警戒して戦っていきたいか
 やはり多くのことを注意しなければいけないだろう。神戸は非常にプロフェッショナルなチームで、非常に強度の高いチーム。走る、戦うという部分もそうだし、ロングボールの競り合い、あるいはセカンドボールを拾う、そういった部分も我々は集中力と予測と強度を持って取り組まなければいけない。

 今の状況で自分たちが今できること、それをまず全員でしっかり遂行することであり、そこからさらに自分たちが良い結果を得るためには、よりプラスアルファの力というのが必要だろうと思う。

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