ファイターズ
2021/11/11 14:35

ドラ4阪口が仮契約 打者専念で「本塁打王絶対獲りたい」

本塁打王を将来の目標に掲げた日本ハムドラフト4位の阪口

 プロ野球ドラフト会議で日本ハムから4位指名を受けた阪口楽内野手(18)=岐阜第一高=が10日、同校で入団交渉に臨み、契約金3500万円、年俸520万円で仮契約を結んだ。身長187センチの大型スラッガーは目標を本塁打王に設定。球団側はオリックスの吉田正尚外野手(28)と重ね合わせ、未来の主砲候補に大きな期待を寄せた。(金額は推定)

熊崎スカウト「吉田正みたいになってほしい」

 二刀流は捨て、バット一本で勝負する。仮契約を終えた阪口は「投手に未練はないです。打つ方で挑戦します。ホームラン王は絶対に取りたい」と力を込めた。球団もまずは、三塁手として育成する方針だ。
 ユーチューブで新庄監督が秋季キャンプを視察する様子をチェックし「厳しそうですが、楽しく野球ができるかな」と想像を膨らませた。左打者としては、稲葉GMの存在も大きい。「一から全て教わりたい。選手時代も五輪監督のときも見ていました。すごい人がいるチームに行くんだと思い、興奮しています」と目を輝かせた。
 担当の熊崎スカウトは「遠くに飛ばすけど、力任せに振るのではなくて、技術がある」と阪口の特長を説明。似たタイプとして、球界屈指の強打者を引き合いに出し「吉田正みたいになってほしい。3割30本を狙える。(体の)大きい吉田正だね」と願いを込めた。
 本人も早期の活躍を意識する。新人の甘えはなく「経験ではなく、1年目から勝負」と言い切った。待望のスラッガー候補は貪欲に競争を勝ち抜くつもりだ。
(榎本真之)

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