冬季スポーツ
2024/02/18 18:30

【ジャンプ男子W杯札幌大会】レジェンド葛西紀明のW杯海外メンバー入りが浮上

予選ラウンドを突破した葛西=撮影・井上浩明

■スキージャンプ男子W杯個人第20戦(2月18日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)

さらにギネス記録更新

 レジェンド・葛西紀明(51、土屋ホーム)が再びギネスを塗り替えた。予選を49位で突破し、5つのギネス記録の内、W杯最多出場記録を571回に更新。さらにこれから申請する予定のW杯最年長出場記録も1日更新した。また、2日連続で進んだ本戦では、1本目43位で2本目に進むことは出来なかったが、2日間の結果を受けて2月29日のフィンランド・ラハティ大会以降のW杯遠征メンバー入りの可能性が浮上した。

4季ぶり海外W杯へ意欲

 葛西の世界との戦いは、まだ続きが残っていた。2日間を終え、W杯ランキングで日本勢5位の竹内択(36)に1ポイント差の同6位。遠征メンバーの上位5人に食い込むことはできなかったが、18日の試合を同4位の中村直幹(27、フライングラボラトリー)が腰痛で欠場。19日の精密検査次第では遠征欠場の可能性もある。「中村の代わりに(W杯に)出るのかな?とか、あるのかどうなのか。行きたいっすね」と、4季ぶりの海外W杯へ意欲を見せた。

決勝ラウンド、1本目を飛ぶ葛西=撮影・井上浩明

 

作山HCも高評価「改めてすごさは感じました」

 大会後、取材に応じた作山憲斗HC(33)は「地元開催で久しぶりのワールドカップってことで、ちょっと硬さはあったかな。その中で51歳のジャンプではない。やはりすごいなって。コーチボックスでも各国のコーチ陣がすごいびっくりしてるんで、改めてすごさは感じました」と高く評価した。

直接W杯メンバーか、COC杯経て入れ替えか

あわせて読みたい