エスコンフィールドで「１」並びの発表会見

　日本ハムは１１日、２０２４年のチームスローガンが「大航海」に決まったと発表した。午後１時１１分からエスコンフィールド北海道で行われた発表会見には、チームを代表して伊藤大海投手（２６）が登場。自らの名前を連想させるワードに「パッと見た時に、僕の名前が入ってるなって第一印象でした」と胸を高鳴らせた。

開幕投手を務める道産子右腕　「どのチームよりも長く大航海できるように」

　ファイターズ創設５０周年。節目のシーズンに開幕投手を務める道産子右腕は「まずはこの船旅に出る第一歩として、しっかり投げたいという気持ちです。どのチームよりも長く大航海できるような、そんなシーズンにしたいと思います。一試合一試合が本当に勝負。新庄監督が思いきって舵を取れるようにしたい」と力強い言葉で決意を表明した。

新庄監督の発案で公募　８６０８点の中から指揮官が選定

　スローガンは新庄監督の発案でファンからアイデアを募集。指揮官自ら、寄せられた８６０８点の全案に目を通し、選定した。集まった案の中に「大航海」は３点あった。

スローガンに込められた思い

　新庄監督が「一緒に船に乗ってくれますか」と呼びかけたのは、就任直後のファンフェスティバル2021。ファンという宝物を積み込んだ船には、この2年間、辛酸をなめながら着実に力をつけたクルー（選手・監督コーチ・スタッフ）も乗り込み、準備は整った。荒波をものともせず、どのチームよりも長くシーズン（航海）を続け、歓喜を分かち合う瞬間を思い描きながら最後に光り輝く地へとたどり着く。