球団納会後に取材対応

　日本ハムの新庄剛志監督（５１）が２４日、札幌市内で行われた球団納会の後、報道陣の取材に応じ、吉田輝星投手（２２）とオリックス・黒木優太投手（２９）のトレードに言及した。この日、電撃的に移籍が決まった吉田の活躍を願い、熱いエールを送った。

指揮官と話して晴れ晴れ

　球団納会の会場で直接、吉田と対話した。環境の変化がプラスに作用し、大化けする可能性があると、諭すように伝えた。「最初は（表情が）暗かったです。それはびっくりするでしょ。でも、僕がそういう説明をした後に、晴れ晴れとして、部屋を出て行って。さあ、やるぞと」。

「たぶん、一番人気…」

　落胆していた吉田を励まし、奮い立たせた。さらに、新天地で飛躍するための秘訣を明かし「とにかく、いい部屋を借りて住みなさい。プレッシャーを掛けなさい、自分に」とアドバイスした。自身と重なるスターの資質を認め「彼は男前だし、オリックスは今、若い子たちの球団みたいになってきている。その中の一人に入れたら。たぶん、一番人気…になるんじゃないですか」と太鼓判を押した。

　ファイターズでは苦しんだが、他球団で花開くと信じて、吉田を送り出す。指揮官は「名前はみなさん、知っていると思うので。あとはもう結果を出して、ファッションにもこだわってもらって（笑）。期待しています」と、名実ともに人気者になる未来を楽しみにしていた。