アマスポーツ
2024/01/04 19:15

北海道科学大高 高知にストレート負けして7年ぶり1勝ならず【春高バレー男子】

1回戦でストレート負けを喫し、悔しさをにじませる北海道科学大高の選手たち(撮影・玉田順一)

■全日本バレーボール高校選手権 第1日(1月4日、東京体育館)
▽男子1回戦 高知2-0北海道科学大高

2年生エース佐藤はチーム最多14得点

 2017年以来の「春高1勝」とはならなかった。3年ぶり6度目の出場となった北海道科学大高が、高知にストレート負けを喫し、1回戦で姿を消した。淀川龍正主将(3年)は3本のブロックポイントを決めるなどミドルブロッカーとしての役割を全うしたが、相手を上回ることはできなかった。高校バレーはこれで引退となるが、道内国立大進学を目指す淀川主将は「新しいことに挑戦したい」と前を向いた。

第2セット、スパイクを決める北海道科学大高の佐藤(左)

 

15回のサーブミス響くも 辻監督「逃げなかった」

 最後はオポジットを務める佐藤ラニ海(2年)のサーブミスで勝負は決した。エースとしてチーム最多の14得点を記録した佐藤は「自分のサーブミスで終わってしまった」と唇をかんだ。守備面でも高知が勝負所で繰り出すブロード攻撃に翻弄された。そのブロード攻撃を封じるために、辻克典監督(36)は「良いサーブを入れること」を指示していたが、そのサーブが精度を欠き、チーム全体でのサーブミスは計15本。試合の主導権を握ることはできなかった。それでも最後までひるまずに攻め続けた選手たちを、辻監督は「逃げなかった。最後は思いをぶつけてくれた」と称えた。

淀川主将「自分たちの悔しさを晴らしてほしい」

あわせて読みたい