ファイターズ
2023/11/02 19:10

台湾の至宝・孫易磊 調整は順調 野球を始めたきっかけは5歳上の兄

走り込みを終え、笑顔を見せる孫(撮影・小田岳史)

国頭キャンプ2日目 徐々に強度を上げながらキャッチボール

 日本ハムの孫易磊投手(18)が2日、沖縄・国頭で行われている秋季キャンプに参加し、軽快な動きを見せた。今クール中のブルペン入りを見据え、キャッチボールの強度も一段階アップ。最速156キロ右腕が、徐々にギアを上げてきた。

 キャンプ初日の1日は塁間程度の距離でキャッチボールを行っていたが、この日は約20メートルほど伸ばして快速球を投げ込んだ。「感じは悪くない。イメージ通りに仕上がってます」と手応えは上々。チェンジアップを2球織り交ぜるなど、本格的な投球練習へ向けて順調にステップを踏んでいる。

キャンプ初日と違う色のグラブでキャッチボールをする孫

 

相手役のスタッフも大絶賛 杉浦通訳「すごい投手になりそう」

 パートナーを務めた杉浦チームスタッフ兼通訳は「回転がきれいでボールが沈まない。体幹が強そうで軸がブレることもない。思い切り投げなくても良い球が来る。力まず伸びるボールを投げるのは、左右の違いはあるけど根本に似ている。これからすごい投手になりそうですね」と極上の球質を肌で感じ取り、賛辞の言葉を並べた。
 

キャッチボールを終え、チームスタッフと話す孫(中央)

 

将来性豊かな18歳 兄を追い急成長

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